日中共同制作 空海-Ku-Kai-を見なくてはいけない理由 |


今年30周年となる東京国際映画際が10月25日~11月3日まで開催されています。今回25日に夜行われた華やかな主要キャストのレッドカーペットと翌日26日に行われた日中国交正常化45周年記念事業の目玉作品である「空海 Ku-Kai 」の記者会見に行ってきました!

今回の東京国際映画際オープニングスペシャルが、仏教界のスーパースター、聖徳太子と並ぶ日本が誇る大天才’空海’が主人公の映画、それも監督は巨匠チェンカイコー氏と聞き、個人的にとても楽しみにしてでいました。
空海には染谷将太、白楽天にはホアン・シュアン


トップの写真はレッドカーペットの染谷さん、ホアンさん、阿倍仲麻呂役の阿部寛さんに松坂慶子さん。
夢枕獏さん原作、構想から17年
英語のタイトルが’Legend of the Demon Cat'


長安の都が蘇る!


日中国交正常化45周年記念事業って?

「さらば、わが愛」や「キリング・ミー・ソフトリー」の中国の巨匠チェンカイコー氏が監督、日本が誇るエンターテイメント作家の夢枕獏氏原作、日中豪華俳優陣出演、おまけに空海のお話で総製作費150億!確かにこれだけでも十分な広告宣伝文句です。
「交流映画上映会」開催まで
今年は日中国交正常化45周年、そして来年が日中平和友好条約締結40周年。随分前からこの空海の映画製作の話はあって角川さんによれが構想10年、製作決定から7年立っているそうです。というのも映画製作における日中間の様々な政治的な問題があったということでここまで時間がかかってしまった。
それぞれの国でお互いの国の映画を上映!
時に難しい問題を抱える日中関係ですが、このようにきちんと真摯に日中両国の文化的交流を通じての相互理解を深めていく努力を、映画事業に関して行われてる事を初めて知り、本当に嬉しく思いました。
映画は現代の遣唐使船!
「空海 Ku-Kai」は まさにそんな日中のハイブリッドな文化交流の象徴的な映画として製作された事を知り、これはそういった意味でも是非映画館に見に行かなくては!と思った次第です。
中国の映画産業は日本の3倍!
今年の12月には中国3都で日本映画9本が上映される大規模な日本映画際が、来年3月には東京、大阪、名古屋で新たな中国映画が10本公開される中国映画際が開催される予定。そして中国の映画産業は日本の3倍、経済的にもとっても魅力的な市場。
日中協力して世界へ

今回中国人のディレクターの方とお話する機会があり、彼が言っていたのは日本の小説で中国でもベストセラーになっているものがありそういった作品を世界的な中国人俳優に出演依頼をして、日本と中国で撮影しハリウッドに持って行くという企画もあるそう。以前より国際的に活躍する中国人の俳優さんが少なくなっているという危惧もあるそう。ジャッキーチェーンさんやトニーレオンさんとかに続く俳優があまり排出されていないとか。。確かにそういわれてみれば。。
というわけでその第一歩として是非映画館で「空海 Ku-Kai」観てみましょう!