ISAKでの’ショクイク´イベント by PA |
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2017年 11月 22日
月曜日にISAKのParents Associationで’ショクイク’のイベントをやりました!ISAKは全員が寮生活で3食がカフェテリアという子供達の食生活はずっと気になっていました。特に寒い軽井沢では冬は外に出れず運動もなかなか難しくなってくるのでストレスも溜まりがち。栄養バランスをしっかり考えないと心身のバランスも崩れがち。自分でチョイスするビュッフェ形式なので自分自身で意識的に栄養バランスを考える必要があります。 今回はそういった限られた状況の中でもベターなチョイスができる知識と現在の私たちが置かれている食環境について学んでもらおうとこの3か月ほどPAで準備してきました。PAのメンバーでも昨年度からずっとどうしたらいいかと折にふれ話あってきて、とりあえず普段は3食カフェテリアのメニューなのでなにか美味しいものを食べさせてあげたい!という方向で進んできました。 ゲストスピーカーは乳酸菌を飼料に入れる事で安全安心な牛肉とその堆肥から安心安全な野菜作りという循環型の食に取り組む内藤さんと、腸内フローラを整える事で美と健康にというスマートフードに取り組む酒井さん。内藤さんのレストランは乳酸菌ですっかり腸内環境が整い健康になり、抗生物質を一度もうたずに大きくなった牛肉やその健康な牛の栄養たっぷりの堆肥を近所の農家が使って作ったお野菜をつかった料理を提供していますが、今回そのシェフがビーフシチューとパンプキンスープを250名分!作って東京から持ってきてくれました。ちなみにこちらのシェフチームは以前のレストランではわずか半年でミシェランの星をとったという実力の方達。。それをほぼほぼボランティアで参加してくださいました。パンプキンスープはかぼちゃの甘味が強いので塩コショウとオリーブオイルだけで。ビーフシチューは健康に育った牛の美味しい赤身とフォーから全部もちろん手作り。 ’まかない’チーム素晴らしい同時通訳 ISAKのCASプロジェクト’まかない’チームもこの1か月ほど生徒の代表が東京にきてゲストスピーカと内容いついてミーティングしたりスライドを英語に翻訳、また当日の通訳まで大奮闘。ゲストスピーカーがこれが高校生?大学生みたいですね。とみんなびっくり。 ’まかない’チームもCASの一環としてこちらのイベントに取り組んでくれて、酒井さんからはうちにインターンで来てほしい!と言われるくらいの優秀さ。時間がない中素晴らしい働きでキッチンとの交渉もお任せしました。 PAとして今年どうしてもやりたかった事 私もなんの因果か今年はPA会長でこのショクイクのイベントは今年どうしてもやりたいと心に決めていた事だったのですが、初めは生徒から’どうして必要かわからない’とか’’2時間もテスト前なのに時間が取れない’、’PAから生徒への働きかけがなかった’などの声が上がってるとまかないチームから言われこれは一度きちんと説明しなければ、と思い冒頭になぜこのイベントを開いたかを説明させてもらいました。 今回のショクイクの一番の目的は美味しいビーフシチューとベジタリアンの子には美味しんパンプキンスープを食べてもらうということ。Parents AssociationはISAKでは親は自動的に全員加入しているのですが、親が一番嬉しいのは子供達がハッピーでいてくれること。だから美味しい食事を食べてまずハッピーになって欲しい。 そしてせっかくならそれが安心安全な食事でその食事を食べることによって改めて自分自身の健康を考え直す機会になって欲しい。正しい食の知識は一生もの。 そして遠く離れていてもお母さんたちがいつもうるさいと思っていると思うけれど、忙しいとは思うけれど365日のうちの2時間は参加してみてください。 365日24時間親たちはいつも子供達の事を心配しているのだから、という話をしてみました。2時間といったときに’Oh~’という溜息がでましたが・・ そしてディナータイムに夕食の1品として出してもらったビーフシチューとパンプキンスープ。シェフの方々も心配そうに見守っていましたが、みんな大満足!3回も4回も大盛りお変わりしていくこもいて、みんあ美味しい!!と喜んでくれました。ああ。。良かった!ちょっと確かにレクチャーは長かったけど参加してよかったと思ってくれたらいいな。 ショクイクは当然1回で全てがカバーされるわけでもないし、ましてや食生活が急に劇的に改善されるわけではないと思う。そして色々本当に興味をもってもらうためには、少人数でのディスカッションや、実際に手を動かすような参加型にする、またクイズ形式にする?などといった事がイベントの後のまかないチームとの反省会でもあがりました。反省点は数あれど、もうちょっと包括的に年間計画などを立ててやっていく必要があるなあ・・とも。 でも何はともあれPAができて2年目、去年からの目標がとりあえずクリアできてほっとしました。 ▲
by suiteinstyle
| 2017-11-22 11:42
| インターナショナルスクール概論
2016年 04月 05日
インターナショナルスクール高校生の大学選び
![]() こんにちは、青井です。先月のアメリカ西海岸大学ツアー1330キロの旅情報もシェアさせてもらおうと思っているうちにロンドンのアーツカレッジに来てしまったのでそちらを先に。。 アメリカの大学は上の子の大学受験が目前で今回だいぶ回ったのでずいぶんと事情がわかってきたものの、イギリスの大学を見るのは今回が初めて、それもなぜかアーツカレッジ。 これはあくまでも素人の感想ですが色々な意味で情報がとっても少ないのでご参考になれば。。 選択肢が直線から3Dに ![]() 昔自分が大学を受験する時には私自身海外の大学に行くという選択肢を考えていなかったので、文系か理系か、国立か私立かを選べばあと何となく大学を偏差値順に並べて自分の偏差値にあったところを上から選ぶというようなイメージで「直線的」な大学選びだった気がすします。 時代そのものも大きく変わり現在下の子供はIB(インターナショナルバカロレア)のインターナショナルスクールに通っているので大学選びも当然かつての自分とは全く違うので正直親も戸惑うことばかり。。 選べる大学が地理的に広がり面になったのとさらに理系文系といった単純な話ではなくなったことで大学選びが「直線から3D」になってしまいました。 IB校とAP校 ![]() IBって何?という方も多いと思いますが、日本のインターはIB校とAP校がありましてプログラムが違います。プログラムの説明するととても長くなってしまうので割愛しますが、とってもざっくりと大学受験に限っていえばAPはアメリカの高校で多く採用されているシステムでアメリカの大学はAPの成績を見るので受験は楽ですが、世界の他の大学ではAPをカウントしないところがほとんどです。 アメリカの高校に通う息子によればオックスフォードやケンブリッジにアメリカの高校から入学するのはハーバードにはいる10倍大変と言っていました。 10倍の真偽は不明ですがアドミの先生も1年生の時からの入念な準備が必要といっていたました。またアメリカの大学のオーバーシープログラムは異常なまでに充実しているので入学してから1学期間、または1年など世界数十各国のプログラムに参加するのは比較的簡単で全学生の20~30%が利用するほどなのでそちらを考えたほうが賢明という印象 IB校は世界各国で採用されていて世界中の大学でIBの成績を受け入れる所が多いので理論的にいは世界中の大学を受験できます。もちろんアメリカも受験できますが、先日訪れたアメリカのメジャーな大学のアドミが「IBの成績は何点が必要?」という欧州から来た父兄の質問に「あ~、ちょっと今すぐにわからないわ」と答えていたのにびっくりしました。 アメリカではIBをとっていてもSATやTOEFLはしっかり受けさせるというところがほとんど。要は極端ないい方ですが自国の制度以外のIBは受け入れはするけれど自国の制度であるSATもちゃんと受けてあなたの実力証明してね。。といった印象はあります。AP校に比べてIP校はまだまだ世界的にものすごく少数ですし。 反対にカナダとかではIBのほうがAPより有利に感じるといっていた父兄もいました。 ちなみに日本の大学もIB,AP両方うけられるとおもいます。 LDNのアーツカレッジ ![]() University of the arts london 、というよりsaint martinsとったほうが通りがいいようですがロンドンのアーツカレッジでとっても回りで評判が高いので前から気になっていました。ロンドン芸術大学自体はSatin Martinsなど6つのカレッジを要するヨーロッパ最大の総合芸術大学です。 ジミーチュー、アレクサンダーマックイーン、ステラマッカートニー、コンラン卿など有名アーティストやクリエーターを多数輩出する名門校 興味がある大学がある場合サマースクールなどに参加するのが学校の雰囲気などわかっていいのですが夏休みに行ける学校はせいぜい1か所、夏休みは受験までに2回しかないわけですからよく考えないとなりません。 そもそもアメリカの大学などは日本と違って専攻を決めないではいるケースもとても多くてアーツ専攻とはじめから絞れていればそこばかり見ればいいわけですがうちの場合アートにも興味がある程度のものでそもそもアーツカレッジを選んでいいのかすらわからない状態。 というわけで今回春休みを利用して1週間だけのショートコースにトライアルの意味で参加してみました。 Cetral Saint Martinクールな大学 ![]() ロンドンのキングスクロス駅からすぐの所にある歴史的建物とモダン建築をミックスさせたクールな大学。大学ツアーしたわけではないのでアドミッションのあたりと教室に続くモダンな建物の入り口までしか同伴者は入れず、説明もきいていないのであくまでも印象なんですが。。 もはや子供のためのカレッジツアーが私自身の妄想大学選び、また趣味にもなってる感じもあり大体アドミッションの人と話した雰囲気や歩いている学生の感じなどで大学の感じは何となくわかるように。こちらは今まで見てきたアメリカの大学と比べたらずいぶんクール、イギリスらしさもそこかしこに感じます。そしてセキュリティーがやたら厳しい! ![]() 今回フォトグラフィーの初心者用コースをとったのですが教えてくれる先生はもちろん第一戦で活躍する写真家、スタジオでのプロのモデルを使った撮影や暗室で作業、ある写真家にヒューチャーした座学など盛りだくさんな内容に宿題も結構でてます。意見を人前で言ったりするのが苦手な娘ですけれど言いたい事がないわけじゃないんだなあ。。言いたい事いっぱいあるんだなあ、と改めて口がさきに立つ親としては考えさせられたり。ちなみに子どもは英語はインターなので問題ないわけですがものすごいアメリカンアクセントって言われたといっていました。ブリティッシュイングリッシュしゃべりたいなあ、とかいいながらエレベーターの中でブリティッシュイングリッシュで大げさにしゃべっていて笑えました。 また初めてのスタジオでの人物撮影も楽かったらしく何枚かはモデル本人に送る写真に選ばれたとうれしそう。 ![]() しかし所詮1週間程度で学べることには限度がありあくまでも体験ベースのお話なのですが色々とアメリカの大学との比較、一般的な大学と芸術大学との比較など色々と考えさせられました。 ロケーションの魅力 ![]() カレッジ1つとしてはアメリカと比べると小さくて広大なアメリカの大学をたくさん見た直後だったのでちょっとびっくりしました。ただ地下鉄が縦横に走り便利なロンドン、歴史と斬新なものが両立していて都市として成熟していてあまりに魅力的。 ロンドンは超一流のものがなんでもあり程よく力も抜けながら積み重なっているものの深さが感じられて、日本人から見ると共感と憧憬が入り混じる気持ちになります。ここで勉強できるというのはもうそれだけで街全体がキャンパスという面白さがあります。 あと几帳面な清潔さも感じる(これ日本人には結構重要だったりします) ただ10代の子供が行くのには街が大きいだけその分怖さも感じました。ビジュアルアーツなどでは設備もクオリティも半端ないUSCやUCLAなどハリウッドに直結しているようなアメリカの大学もその威力は破壊的で驚愕しましたが、それでもキャンパスの中に寮があり街とはつながっているものの大学自体は隔離されている感じがあり、勉強する場としての安心感があります アーツに絞ることの意味 ![]() これはアーツに限った話ではないのですが専攻を17,8で本当に決定できるのか?という問題が1つ。今世界中でリベラルアーツ系の大学に熱視線ですがそれも同じ視点からの話だとおもいます。 たまたま自身もデザイン系のアメリカの大学をでている友人やお子さんがアーツ系の大学を受験したママ友と話しているとアートをどう仕事に活か すのか?というのは1つの大きなテーマ。 もう圧倒的才能がある天才系アーティストというのは別かもしれませんが、いまどきたとえそうであってもアーティストとてビジネスとは切っても切れない関係。ママ友の友人はアートはある意味作れるけれど習いたいのはそれをどうビジネスにつなげられるか?だからビジネスとアートをコンバインした学科を持つ大学に絞って受験したとか。なんでも全米でも5つ程度しかないらしいです。 ![]() ほほ~なるほど。友人は「アート系大学にはいってから挫折する人が驚くほど回りに多かった、私は当時そこまで考えてなかったけどアートで今成功している友人がいうには’アートだけじゃなくて色々な分野について幅広く勉強して興味を広げておくことが大事’といっていたのが今になってわかるわ。。」と語っていました。 ほほ~なるほど。。これはとてもわかる気がします。今回娘の受けているクラスの写真撮影の様子や作品をみて思うのは技術は教えてもらえる、でも何を感じるか何を撮るかは教えられない、ある意味自分で学びながら習得するしかないわけです。とするとアーツを勉強するにしてももしかしたらリベラルアーツ系の大学やアートも強いアメリカの普通大学などでダブルメジャーとかでアーツをとるというのもありか。。など。イギリスの大学はわかりませんがアメリカではダブルメージャーとかでアート系を含めまったくことなった専攻科目を取るのは比較的容易ですし、メジャーの変更もものすごく簡単らしいのでこのあたりもすごく魅力的。 ![]() また逆も感じました。AIの発達によって人工知能によって近い将来今ある職業がとってかわられようとしています。クリエイティビティーの定義はともかく会計士のような仕事は真っ先になくなる職業だとか。とするとどの職業にもアーティスティックな要素が必要になってくるとも言えます。という意味ではアート自体は多かれ少なかれこれからすべての人の必須科目じゃなかろうか。 さらに踏み込めばアーティストになりたいと真に願った場合アーツカレッジというのが解なのか?という逆の意味での疑問も沸いてきます。日本の現代アートを牽引するTeam Laboの猪子寿之さんの経歴をみてみると「東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業。大学では確率・統計モデルを、大学院では自然言語処理とアートを研究」。東大の計数学科なんてちょっと聞いたなら最もアートに遠い学科ですが、実際彼のアートはITはもちろんですが西洋と東洋の3Dの見え方の違いなど哲学的とも脳科科学的とも言える解釈の説明を読んだりするとクリエイティビティー、アートの意味が全く違って見えてきます。もちろん同じ教育を受けても猪子さんのような人が2人でてくることはないわけで一種の天才を例に一般的な大学選びを論じても無意味ではありますがとても示唆的です もちろん一流の講師陣に若い時がら芸術に特化し総合的に学ぶというメリットは本当に魅力的。私が今仕事をおねがいしている若いアートディレクターにロンドンのアーツスクールのショートプログラムに子供が行くんだ、という話をしたら「セントマーティンですか?うらやましい!!!」と即答していました。彼女自身も会社を辞めての数か月の短期留学を考えたそう。すでに行っている友人もとにかく楽しい、と。キャンパス自体、街自体、そして授業が楽しくて仕方ないそうです。なるほど~~そりゃあそうだろう、私だっていきたいとわ。 ![]() つらつらと書きましたがやっぱりヨーロッパ一度は1~2年住んで見たいなあ,とまた頭の中で子供の話が自分だったら?という妄想にすり替わるのでした。 ▲
by suiteinstyle
| 2016-04-05 00:06
| インターナショナルスクール概論
2015年 03月 12日
ケネディー大統領の母校Choate高校に日本人のための奨学金!
![]() こんにちは、あまりにお久しぶりなアップです~~まだ読んでくださってるかたがいらっしゃるでしょうか(汗。。昨日六本木ヒルズクラブで行われたアメリカの10スクールというわれる東海岸トップボーディングスクール(高校)の1つChoate Rosemary Hallの説明会がチョートから先生達と日本人卒業生を招いて行われました。うちも息子がアメリカのボーディングスクールにいっていて娘も高校が決まったばかりなので自分達としてはあまり関係ないのですが、今回チョート高校出身で現在ゴールドマンサックスのパートナーでもある村田さんが普通の日本の学校に通っている子供たちのために最大4年間是額の奨学金のファンドを作ったと聞き、ご縁もありお話を伺いにいってみました 主催者は・・ ![]() 主催はIGSの福原さんと奨学金制度を作った村田さん。両方ともよく存じ上げていますが、福原さんももともと金融の非常に優秀なビジネスマンで早々に引退された後に普通の日本の学校に通う子供たちを海外の学校に送る予備校的な学校IGSを母体に開成高校とCHOATEのコネクションをつくったり、河合塾やZ会と組まれたり、先日は来日されたピケティーさんと少人数で食事をされて格差社会と教育について論議されたとかで非常にグローバルに精力的にビジネス的センスを生かして活躍されています。 村田さんはゴールドマンサックス証券のパートナーでいらっしゃいますがご自身転勤でいかれたアメリカでご両親が帰国後もどうしてもアメリカに残られたくてボーディングの入学を模索し、CHOATE高校に入られて大学、就職と米国でされた後現在はGSのパートーナーで、母校でどんどん日本からの留学生が減ってる現実とGSのグローバル企業で働く観点からグローバル人材の育成の必要性から今回のサマースクール、もしくは本科への高校4年間最大全額奨学金をチョートにいく日本人のために設置されました 参加者は・・ ![]() 参加者の方は日本の学校に通ってるお子さんと父兄、その学校の先生達が多かったようです。というのもこの奨学金の目的の1つがグローバル人材の育成ということで日本の学校に通う子供たちにも世界のトップスクールといわれる教育の機会を1つの選択肢として考えてほしいというのがあるからのようです。 インターの学校に通う生徒達や帰国子女の皆さんにとっては学校の制度や英語の問題といったところはクリアしている海外のボーディング(寄宿学校)というのは選択肢の1つでありまた周りでもそういった話はよく耳にする話なのですでに選択肢の1つとなっているとおもいます。 しかし日本の学校にいってるお子さんだと最初にもちろん英語の問題、そして学校制度の問題(入試には英語での先生の推薦状や英語でのエッセイ、学校でのグレードのついたエッセイや成績証明書、そのた入学時期など・・)などがありますが、さらに高額な授業料+寄宿舎寮およそ年間500万+渡航料金など費用の問題があります。奨学金を設けている学校も多いですがそのほとんどは国内の学生向けでインターナショナルの学生には奨学金はまずありません。 そういった様々な理由から海外の高校に日本から入学しようという学生は年々減っていく傾向にあります。 中国や韓国の学生が1つのアメリカの高校に数千人からの願書が届き熾烈な競争になっている中日本ではこういった名門といわれるアメリカの高校へいく日本人は1つの高校によくて1人か2人、もしくはゼロの年もあります。Exeterというやはり名門の高校では1学年250名中、アジア人50名で内訳は韓国人25人、中国人24名日本人1名だと2~3年前にExeterの先生からききました。高校から海外にいく必要があるのか?留学ではなく入学?というその議論はまたの機会に譲るとして、グローバルな人材という議論は常に日本でもある中でこの数字が示す現実はあまりに差があるといわざるを得ない状態です。少なくても選択肢の一つとして考えられる機会はもっとあってもいいとおもいます。 今回のパスは? ![]() そういった中今回村田さんが設立した「The Murata US-JAPAN Scholars Program」は夏に行われる5週間のサマープログラム、または9月からのCHOATEへの入学が決まった日本人の学生に最大4年間X全額費用が奨学金として出されるということですので金銭面でのハードルを1つ取り除いてくれる朗報ですね!! ただし英語面や制度面の問題は厳然とありますのでサマースクールの英語プログラムに参加する場合でも TOEFLで50~60点(英検準1級程度)は最低、普通のサマープログラムなら80点以上(英検1級程度)、留学するのであれば90点以上は必要、さらにサマープログラムは6月下旬か7月上旬からスタートするので期末テストをどうするか?英語の推薦状を学校でだれにかいてもらうか?など解決しなくてはいけないようです。今回学校の先生達も多く参加されてなおかつ開成ではCHOATEとの協力体制を組んだという話もききましたので学校の先生の理解とご協力も少しづつではありますが得られる方向のようです。 どんな教育? ![]() アメリカの全寮制の学校っていうのは日本の学校というイメージからはまったく想像ができないほどの大きさで1つの町や村がそのままはいっています、ぐらいの規模でたいてい田舎にあるので大変美しいキャンパスです。施設も下手な大学より立派な図書館やコンピュータールームやホッケースタジオがあったりと充実しています。今回CHOATEの先生やアドミの人たちが来ての説明でしたけれども、正直ほかの10Schoolとの違いはあまりわかりませんでした。環境問題や伝統的に政治のクラスがあったりというのは説明がありましたが、1クラス12人の少人数制やDiversity,国際性、文武両道、充実した施設、先生、というのはどこの学校でも強調することですので。ただ間違いなく世界トップレベルのグローバル人材を125年の歴史の中で排出していることは事実ですのでご興味がある方はぜひHPをご参照ください! チョートの学校のHPはhttp://www.choate.eduまた奨学金に関してはMurataJapan@choate.edu、今回主催のIGSでしたら日本語できっと丁寧におしえてくださるとおもいます!http://iglobalsociety.com/ また今回特別ゲストとして岡崎玲子さんという「レイコ@チョート校」という新書を16歳チョートに通っていた当初にだされた方がメルボルンからいらしていました!私も以前彼女の本を読んで感銘をうけましたが、現在弁護士として活躍されているそうで、素晴らしいスピーチを披露されていました。 帰りのエレベーターで・・・ 帰りのエレベーターの中で参加されたお母さんとお嬢さんの会話が聞こえてきましたが「普通の日本の学校いっていて中学で英検準1級っていうところがすでに無理だよね~」。そうか、そうだよな。。と自分が学生だった時を振り返ってもそう思いますが。。。しかし本人の意思しだいで選択肢は1つ増えたことはまた事実でやはり素晴らしいことだと思いましたので紹介させていただきました! ▲
by suiteinstyle
| 2015-03-12 14:47
| インターナショナルスクール概論
2013年 08月 30日
日本でも面白いサマーキャンプ次々と・・・
![]() こんにちは、猛暑もまだつづいていますが夏休みはいよいよ終わりですね。。。今週は学校が始まる関係でアメリカに来ています。朝晩は涼しく湿気も少ないもののロスも暑くて外をあるいてるとジリジリと焦げ付くよう。こちらの報告は次回するとして今年の夏はISAK以外にもとっても熱いサマースクールが日本でも開催されていて感動したのでそちらをご報告しておきます。 イエールの大学生を中心にした’GAKKO’ ![]() こちらトップ写真のGAKKO.2回目となる高校生向けのサマーキャンプで今年は小豆島で10日間にわたって開催されました。詳細はこちらの記事がよくまとまっています。いや~本当に。写真の古賀君は私の周りではちょくちょくといろいろな人から名前を聞いていたのですが、灘校からイエールにいき現在3年生。世界中から高校生を40人集めてのサマーキャンプをおこなってるわけですけれど企画から人集め資金集めなど全部やってるというから驚きます。 特筆すべきはそのキャンプのあり方。先生という役割の人はおかずに”SENPAI"と”KOUHAI"というくくりにして20歳以下はKOUHAI、それ以上はSENPAIということで誰かに教えてもらうのではなく互いに全員同じ目線で学びあうという場にしたこと。参加した息子によればイエールの学生がこの9月から入学する子も含め9人程度ハーバードから2人が参加し学生は日本人も含めほぼ全員ネイティブだったということです。 これはひとつ本当にとても面白い試みだと思いました。古賀君の名前は彼が高校生だったときから聞いていました。灘校はいわずと知れた日本の名門高校ですが理系がなんと8割を占めそのうちの大部分は医学部志望。母校での講演を頼まれた際に文系出身の谷家がいわれた事の1つは’文系にも面白い可能性があるっていうことを話してほしいということだったらしいです。谷家が入学した年の東大医学部はなんと90名中30名が灘校だったという話で過去10年間の医学部卒業生は2位の開成の2倍の人数をほこるというようなある種異常な状態。。。残り2割の文系の学生も目指すは官僚や弁護士。。 もちろん医学の道や官僚、弁護士を志すのはとてもすばらしいことですが、本当に心からその仕事をやりたいから選んでいる子はどれくらいいるのでしょうか?大多数であればいいのですが後ででてくる黒川清先生と話ていたときに東大の病院に研修に来た子が’本当は医療に興味がないんです”””長い人生今からそれでどうするんだよ”ってきいたら”数学がやりたい”っていうからさやらせたら数学異常にできるから転部させたよ:というような話題がでてました。また親が願書の理Ⅰとかいてあるところに2本棒を足して理Ⅲとして出しちゃったという冗談のような実話もあるようです。 灘高校の医学部の例は象徴的ですけれど、いまだに多かれ少なかれ日本の高校生はなまじ優秀であればあるほど世間的にもっともいいとされている所を自動的に目指してしまっているという現実があるようです。 そんな中海外の大学に留学するのは実は灘校でも古賀君が数人目だそうです。RouteHというベネッセが主催する海外一流大学に進学するための塾の一期生だったそうですが、通常灘で海外に留学するとなると親も周りもなぜ東大に行かないんだ、ということで大反対にあうというような話も聞きます。 東大にいく子供たちがいるのはもちろん素晴らしいことですけれど、18歳で自分の将来の仕事がわかってる子がそんなにたくさんいるはずもなく、本当にやりたい事をなにも狭い選択肢の中からだけで選ぶ必要もないわけです。古賀君の前に後で述べる北川君というこれまたずば抜けた量子力学の天才がハーバードにはいり27歳の若さでハーバードの准教授とかになるか?といわれる灘校生がいます。彼は例外中の例外で その後に続く灘校生が全員古賀君も含め帰国子女であるのに、北川君は純粋に日本の学校をあがってきたようですが、英語の壁もやはり相当あるということでもあるようです。 灘校というのは本当にある種特殊な学校のようで、英語は話せない現役の灘高校2年生がアメリカの国防省かなにかのハッカー対策のリーダーに選ばれたとか毎年数学オリンピックでは金、悪くても銀をとってくるようです。それもどうもこれは複数の方の証言をまとめると灘校の学校教育がいいからというよりは優秀な子が集まってきていてある種の放任主義の中生徒たちが生徒たち同士で勝手に高めあってこういう結果になってしまってるらしいという、学校教育に対するアンチテーゼのようなことにもなってしまってるらしいという。。たとえば海外のExeter高校なども数学オリンピックとかには力をいれていますが、これは専門のPhdかなにかをもってる数学の教師が徹底的に指導しているというのとは対極にあるような話です。 そんななかこのGAKKOプロジェクトは本当に多くを問いかけてるとおもいます。学校で教育できることって?先生から教えてもらうことって?という命題を突きつけてるわけです。 実はもっと広い選択肢があるんだよ、ってことがわかっただけでもしかしたら選択が変わる子供たちもたくさんいるんのでは?というのと、学校で先生に教えてもらうというある種の受身ではなく、子供たち同士、先輩、後輩という関係で面白いからやるっていうそれだけで後は勝手にすすんでいっちゃうんじゃないの?という話ですよね。教育ってなんなんだ?という根本的な問いです。答えはもちろんひとつではありませんが考えさせられます。 実際参加したうちの息子も怠け者の代名詞のような性格で、行く前は行きたくない、面倒くさい、などと散々にごねていたのですが、行って帰ってくると別人のようにキャンプの楽しさを語り、SENPAIがどんなにすごくてそれでいてどんなにめちゃくちゃかというのを目を輝かせて話してる様子には本当に驚きました。数年後の自分のイメージなども先輩であればもちやすいし、かっこいい先輩なら先生のどんな言葉によりもそれに影響されるのもうなずけます。40人のKOUHAIのみんなともすごく仲良くなったみたいでずっとキャンプ後も一緒に遊びにいったりFBで連絡をとりあったり。ISAKのキャンプも40人ですが40人というのは意外とキャンプのマジックナンバーなのかもしれません。多すぎても少なすぎても難しい。。 H-LABは海外の大学を目指す日本の高校生 ![]() 原発の国会事故調の委員長としても有名な私も大好きな黒川清先生もサポートするH-LABはやはりハーバードの学生が中心となって日本の高校生のためにおこなわれたサマーキャンプで今年で3回目だそうです。こちらは今年100人もの参加者が居たようですが、黒川先生のブログにもまとめられています。。 こちらのキャンプはいわゆる先輩と先生が両方いるキャンプのようですがハーバードの学生の方が中心になって運営し、いろいろな先輩を呼んでの講演もおこなっているようです。実際にこのキャンプに参加した過去2年の学生の皆さんのうち半数近くが海外の大学への参加を決めているそうで、もちろん興味がある子が参加しているとはいえたった10日間のキャンプでの成果としてはとても大きなインパクトではないでしょうか。 リベラルアーツと海外での視野 ![]() 黒川先生はもともとは東大医学部の教授でいらっしゃってその後海外の大学で15年ほどすごされて日本に戻りいまや原発事故調委員長をはじめあらゆる場面でばっさ、ばっさと日本の悪い体質や組織を切ってきってきりまくっていますよね。よくぞご無事で。。といつもおもいますが出過ぎる杭は打たれないという典型でもあり、それになにより驚くほど本質的で本当にどの分野にも造詣が深い、まさに専門もありながらリベラルアーツの人という本当に優秀でなければなしえない境地に達していらっしゃいます。。 ハーバードだからとかイエールだからいいっていうもないんだからね!専門分野によってやリベラルアーツの大学でアメリカにはいい学校いっぱいあるんだから。ともおっしゃっていた。確かにそうなんですよね、実はまだアメリカの高校はかなりわかるようになったものの、大学は通り一遍の知識しかなくてあまり私もわかっていません。 今回黒川先生とはある場所でばったりお会いしてそれまであまりお話をしたことがなかったのですがお茶をする機会に恵まれ気がついたら4時間もたっていました。その時1年前にちょうどどしても黒川先生にご紹介しなければ!と思った件の北川君の事を思い出しランチをご一緒させていただくことにあいなりました。 役得だった・・・ 自分がただお二人の話を傍聴したかっただけじゃないかというのもあるのですが、本当に素晴らしかった。。北川君というか北川さんは昨年ちょっとお目にかかったときにハーバードから楽天の執行役員として転職するというタイミングのときで、その時灘高校生のときに先が見えてる人生が嫌でなにか先がわからないことをやりたい、自分には考えることをしたいという気持ちがあったので物理にした、というような話をうかがっていました。 3秒でパスワードが解けるスーパーコンピューター 量子力学の物理を専門とする北川さん、普通の今のコンピューターの場合パスワードって組み合わせとかで解くのに1億年とかかかるので安全とされているそうなんですが、彼の発案した量子力学をつかったコンピューターだとそのパスワードがなんと3秒で解けてしまうという話らしく、それを実際ハーバードの別の物理の実験チームが証明したことで有名らしいです。そんな大変なコンピューターですから軍からもお金をもらって研究していたとか(大体の話はあってるとおもうのですが、細部がちがってるかも、お許しください、物理よくわからなくて。。)英語はできずにいったそうですが、そんなことはものともしないほどの才能があった、ということですよね。。理系だったのも大きいとご本人はいってらっしゃいましたが。。 こんな天才がいるんですよね、日本にも。もちろん家族にはハーバードにいくなんて反対されたようですが、普通に(?)東大医学部に行っていたらこの成果はなかったわけですよね。。たぶんもっとたくさんのそういった例が日本全国にあるのではなかろうか? そして今回そんな物理を人間の直感や行間を読むようなところに当てはめて研究したいということでそういった事例が豊富な楽天に入社されて、すごく楽しいみたいです。 黒川先生と北川さんのお話で日本人でそうやって活躍する若い人の話がいっぱいでてきました。 この動画をつくった人もその一人ですって ’国会事故調ってなに?” 黒川先生が”いいなあ、今からの若い人はこんないろいろ楽しくって”っておっしゃるんですけど’え~、そんなのほとんどに若い人たち知らないとおもいますけど(おまけに今年75歳になるとは思えない活動的な先生のほうがよっぽど楽しそう)”といったら”そうなんだよね、マスコミも日本は悪すぎ。この間記者クラブでスピーチ頼まれたからいってやったんだけど君たちはこの20年で公僕という言葉をつかったことがあるのか?”ってね。。って公僕。。聞かない、そんなことば確かに聞きませんよ。 ”だから世界にでなくちゃいけないんだよ。外にでたら初めて本当のことわかる”とおっしゃっていました。 でも私ですら本当にわくわくしてしまうんです、日本の学校教育がだめ大学がだめといわれて久しいですけれど埋もれてる才能もたくさんあって、そしてそんな環境でもこうやって勝手に自分で世界で活躍しちゃってる子たちがいるんだと思うと。。今回はたまたま周りに灘校の子たちがいっぱいいる環境で私は話をきいているのでそれに偏ってしまいましたが、きっと似たような話が日本にはいっぱいあるようなきがします。 学校教育の改革は急務ですけれど、でもツナゲルだけで多くの子たちはきっと活躍の場を勝手にどんどん広げられるならみんなをどんどんつなげてあげたいしつながってほしいなあ。。と心から願います。 写真もなく文章長くてすみません。。。でも夏休みの終わりに皆様にもどうしてもシェアさせていただきたくて。。 ▲
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| 2013-08-30 17:47
| インターナショナルスクール概論
2013年 07月 17日
日本初、全寮制のインターナショナルスクール in 軽井沢
![]() こんにちは、昨日今日は東京の最高気温が29度とちょっとすごしやすかったですね。30度をきるとこんなに世界が変わるかとおもうほどです。そして先週末はもっと涼しい軽井沢にISAKの竣工式のためうかがっていました!構想から8年とか10年にもなるとおもうのですがこうやって建物ができあがり感無量・・・・。来年の9月に正式に開校しますが、今月20日から4回目となるサマースクールがこの新校舎を使用してはじまります ISAKに世界の子供達が集まる! ![]() 谷家が全寮制のインターナショナルスクールを日本につくりたい、と言い出したのは多分10年くらい前になります。日本の教育は戦後の大量生産時代にあった均質的な人材を育成するということに標準があったままになっていて外資系の企業で投資の世界にいた谷家は東大なんかをでていてもなかなか世界で活躍できない多くの日本人をみていて私達の子供達の時代にはこれではまずい・・・という事を強く感じてた模様。確かに私達は子供をインターナショナルスクールにいれてみたもののそれはそれで日本人としての教育ということを考えると中途半端な感も否めず世界に通用するグローバルな教育でありながら日本人・アジア人としての世界に誇るべき資質も大事にするという学校があれば・・というのは誰もが思うところだったとおもいます。そして6年前にやっとそれを実現するべく実際に行動してくれる小林りんちゃんに出会い、リーマンショック、311という大事件と紆余曲折をへてようやくこの竣工式という日を迎えることができました 「絵空ごとだと思った・・」 ![]() 今回初期からアドバイザーを務めてくださっているXソニーの出井さんやXIBM会長の北城さんがスピーチで 「ほんと初め聞いたときはまさか実現するとはおもっていなかった」とおっしゃっているのを聞いて「そうか・・・みんなはそう思ってたんだ」と私はややおどろいてしまったのですが、今回大勢のマスコミの方やファンドレイズに協力してくださった多くの方々の大部分はおそらく初めは半信半疑、まさかそんな一からお金もないのにそんな世界のリーダーを育てる学校がここ日本にできるなんて・・・と思っていらしたんですね。 建築はエドワード鈴木さん ![]() 私自身実はこの学校ができないと思ったことはある意味一度もないんです。そしてそれを初めから信じてくれていた人達が初代理事のエドワード鈴木さんや、その奥様のEOCT社長のゆりこさんたち。駄目もとで頼みにいった建築依頼をまだお金の準備もできていなかったのに「これは日本に必要な学校、建築家としてだけでなく一個人として協力させてください」といってくれたエドワードさん。ご自身もセントメリーズの2期生として今はない寮でくらし「同じ釜の飯を食べて大きくなった僕らは肌の色なんて関係ない、大きくなっても戦争するなんて考えられない」とおっしゃっていましたけれど全寮制というのが一つの大きな教育的目玉ともなっています。初期のころ学校のミッションやビジョンをみんなで語り合って毎週末激論を交わして、アメリカの地でも同志の先生たちと日本・アジアのいいところごアメリカの教育のいいところを融合させた新しい学校をつくろうとみんなで燃えていたころが懐かしく思い出されます。 開放的で教室にもなる寮のリビング ![]() こちらのブログでもアメリカやイギリス、スイスの全寮制の学校はたびたびご紹介しましたがその学校にもひけをとらないくらい低予算をやりくりして魅力的な寮をつくってくれました。エドワードさんのおうちは本当に動線がよくて暮らしやすいのは身をもってよく知っていますが、本当にこのステップフロアになった寮のリビングは開放的でソファなどを並べてそのまま昼間は教室にもなります。 1人部屋~4人部屋 ![]() 2段ベッドの下がそのまま収納になっているタイプのベッドルームもやはり明るくて気持ちがいいものです。下級生は4人部屋、そして1人部屋と2人部屋も用意されています。 とにかく気持ちがいいカフェ ![]() 軽井沢の中でももこちらは湿気があまりなくて気持ちよく整備されている土地でこのカフェに続くテラスが本当に開放的で素敵なんです。校舎は古い日本の蔵をイメージした黒。それにこのウッドデッキのブラウンにグリーンが調和して美しいです。間違いなく生徒たちの憩いの場になりますね 体育館はとっても立派! ![]() 今回第一期の工事で建設を終えたのは寮1棟とカフェテラス・教室棟、そしてこの体育館。冬が厳しい軽井沢では運動できるスペースは絶対に必要。とっても立派です。。竣工式にこられた150人の方たちはみなさんとても喜んでくださいました 寮+先生のお家 ![]() ![]() 寮とドア続きになっているのが先生ファミリーの住宅です。全寮制の学校の寮は生徒にとっては「家庭」でもあります。海外の学校でも寮に併設された先生ファミリーのお家というのが一般的な形ですが、12人+12人の寮に対して1ファミリーの先生のお宅が併設されています。このパターンで2つで48人の生徒の寮と2組の先生のお宅で1つの寮棟です。 講師陣も世界トップレベル! ![]() 来年の開校時にきてくださる先生たちもみなトップレベルです。今回スライドでの説明でもありましたが数学の先生は今香港で教えているそうですが、MIT,ハーバードなどでベストティーチャーのアワードをもっていたり有数の学校からリクルートされてきてくださっています。生徒たちも3分の1は奨学金でアジアのハングリーで優秀な子供達がやってきます。この子達の優秀さとそれに刺激を受ける日本や先進国の子供達との融合のすばらしさは過去のサマーキャンプでも実証済み! ![]() 代表の小林りんちゃんもいまやすっかり有名人ですね。私は実際には実務も2年ほど前に離れていまでは一サポーターですが、やっぱり谷家が10年前に抱いた構想をここまで苦労に苦労を重ねて共同代表理事から発起人代表になって今日までやってきたのをみていたので今回は本当に感無量でした。。。本番はこれからでこれは単なるスタート地点。。 それでも本当にいい日・・でした。。 ▲
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| 2013-07-17 20:16
| インターナショナルスクール概論
2012年 11月 27日
![]() こんにちは、青井です。ブログが書きかけのまま「公開」になってしまっていて失礼しました!!アメリカの高校の受験のためのインタビューを受けるために北京いっていてバタバタしていました。。子供のアメリカのボーディングスクールにアプリケーションを提出してるというのは書きましたがインタビューは子供と親両方あり非常に重要なファクターです。アメリカのボーディングスクールの面接は基本的にキャンパスで行われ9月から12月の都合のよい時に各自が予約をとり訪問しますが、海外の生徒のために主な都市にはアドミッションオフィサーが2日くらい訪れて説明会と面接をしたりします。 今回受験高校の一つのオフィサーが北京に来るということで私達も北京に来ました。今回宿泊したのがレセプションと面接の会場だったシャングリラチャイナワールドホテル。クラシックなとても大きなホテルでした。 大仕事のレセプション ![]() これは本当に一仕事になってます。来年9月に入学の為ですが9月から12月の間に過去3年間の成績表、数学と英語と担任の先生からの推薦状、学校ごとに決められたテーマの子供のエッセイ、親のエッセイ、応募書類を学校ごとに揃えると一学校につき数十ページにも及びます。インタビューは親と子供が別々に行われるのですが今回は卒業生の親がホストしてのレセプションが前日にあり招待していただきました。中国でのこの学校への応募は数百人です。留学生枠が10人ほどでそのうち中国人枠は3人といわれて競争も熾烈を極めます。レセプションには4組ほどが招待されました。 カジュアルにアドミッションオフィサーに学校の理念やミッションも伺えるとてもいい機会ですし、ホストしてくれた夫妻は実際に子供を学校にいれた経験者なので親からみた学校などの話もすごく参考になります。この夕食は実はすべて費用も含め全部この夫妻がホストしてくれたのですが、これは彼らにとっても非常に名誉なことなんですよね。この学校は非常にコミュニティーが小さい西海岸の名門です。西海岸の高校はやはりスタンフォードを目指すことが多いのですが(ちなみに東海岸はやっぱりハーバード)息子さんもスタンフォードに決まったそうです。大学院でこういった有名大学にいくのはまだ門が広いのですが学部からスタンフォードやハーバードに行くのは今アメリカでは至難の業です。日本人では毎年1人とかそんなものじゃないでしょうか。 大学院からではなく大学からいくというのが大事と一般的にはいわれていますね。。 ![]() 人気のこちらの学校ですが、そういった学業部分での実績はもちろんなのですが、有名なのは入学するとまずそれぞれ1頭づつ馬を与えられるんですね。まるでハリーポッターの組み分帽のように「馬マスター」がいて馬小屋でそれぞれの生徒と馬の性格を考慮して絶妙にマッチングさせるそうです。そしてこの馬は乗馬のイメージに象徴される優雅なものとはまったくちがいどちらかというとカーボーイライフです。 まず自分の馬のお世話の仕方を学びます。私も落馬して背骨を圧迫骨折をして以来乗馬はしていませんが馬は本当に賢く、そして大きな生き物でそのお世話は大変です。飼葉はもちろんひづめのおていれ、お掃除、 水やりなどはどんなに試験の日だろうと寒かろうと厚かろうとなんだろうと1日も休むことなく子供たちがしなくてはいけません。そして鞍の装着などは非常に正確におこなわなくては怪我にもつながるので綿密さも要求されます。そしてなにより馬との信頼関係を結ばなければ馬はとても賢いのでいうことをきいてくれません。 とても印象的だったホストのアリスの言葉。「馬の前では肌が白いか黒いか黄色いかの違いや、お金持ちか貧乏かそんなことはまったく関係ありません。馬の前ではみんな平等です。だから子供たちは初日からあっという間に仲良くなる」これは日本にいる私たちにはピンとこないかもしれませんが、非常に大事なポイントなんです。まず東海岸か西海岸か・・・でアメリカの学校は非常に雰囲気が違いますが共通してどの学校でもいうのが「Diversity (多様性)」です。つまり人種の多様性もそのひとつでもともと白人が多い名門高校もかならす今は有色人種を数十%とりますが、問題は実は意外と学校内で同じ国、カラーの子供たち同士がグループになって乱立していることが多くあまり混ざり合っていないことが多いのです。東海岸ではまだまだアジア人も差別を感じることも多いのが事実。 しかし馬にはそんなことは全く関係ありません。本当にその子が馬のお世話をきちんとしてくれるか、愛情をもって接してくれているのかがすべてです。ああ・・・。本当に馬には簡単なことが人間には難しいことがあるんですよね。翌春はそれぞれが自分の馬に乗ってレースにでます。馬にも個性があり若い元気な馬にあたったこもいれば年をとった馬にあたる子もいます。それをちゃんと半年の間お世話をして信頼関係を気づきそして年ととった馬なら年をとった馬でどうやって勝つかを考えそれに向けて訓練します。 ![]() また年に数回馬を連れて1週間程度のキャンプというかフィールドトリップがあるらしいのですが、年に1回あるかないかで、馬が病気になったり怪我になったりで馬をつれて移動できなくなるときがあるそうです。その場合どうするか。馬を殺さなくてはいけないのです。私は自分もペットを可愛がっているのでそれがどんな厳しい決断なのか想像するだけで涙がでてきますが、その場での全体を考えてどんなにつらくてもどうしてもそれをやらなくてはいけない場面というのは大人になればたくさんあります。それを厳しい自然の中で学ぶ機会でもあるのですね。 ![]() 馬はまた「自分の鏡」でもあるということでした。自分が落ち着いていれば馬も落ち着いているけれど自分がいらだっていれば馬もまたいらだつそうです。10代はエネルギーが爆発しそうなほど有り余っている時期です。この時期に冒険するのは本当に大事なこと、アドミッションオフィサーは「でも冒険にもいい冒険と悪い冒険がある、リスクも同様。いいリスクとを悪いリスクがある。いい冒険をたくさんさせる」とおっしゃっていたのも印象的でした。 しかし本当にいろいろな学校があります。まずは東海岸か西海岸かで大きく雰囲気がことなりますし、人数が多いか少ないかでもまたまったく目指している教育もちがってきます。スクールツアーをするとパンフレットをよんでいてもわからないことが一瞬で雰囲気として伝わってきたりするのでやはり実際訪れてそこにいる子供たちの様子をみたり聞いたりするのが一番ですね。。。しかし本当に世界は広いです。。 ▲
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| 2012-11-27 23:15
| インターナショナルスクール概論
2012年 10月 24日
![]() こんにちは、青井です。今年はいきなり涼しくなったとおもったらもう寒いぐらいになってきましたね。今日も東京はとってもいいお天気です。しかしこの日中関係9月のあの大きなデモ直後に北京に行ったときは現地の様子が有る意味落ち着いてきていたのでデモも沈静化していい方向にいくかと楽観的な気持ちで帰国しましたが、自民党総裁が安倍さんになるなど日本ちょっと右傾化してる様子や、実際に中国でビジネスをしている人に話しを聞くにつれて「今回は本当に日中関係はまずい」という結論に私の中ではいたりました。 日中関係もパラダイムシフト 中国の灘高といわれるボーディングスクールを卒業し北京大学から今中国の企業のトップを勤める日本人の方がいて、つい半年前までは息子の進路に関しても「絶対今後のことを考えたら極端にピラミッド型の中国社会では70~80%が北京大学、精華大学に行く学校で人脈をつくっておくのがいい、アメリカだ大学からで十分」とアドヴァイスされていて、そんな考え方もあるよね・・とおもっていたのですが、「その選択はもうありえない、早く中国を出したほうがいい」と言われました。おまけに「あの9月のデモの最中多くの日本人が子供を日本に帰したのにそれを帰さなかったのは本当に偉い、本当に中国(人)を信用しているっていうのが相手にも伝わったとおもう」と言われ「ええ???やっぱりそんなに危なかったの?」と改めてびっくり。そういう意味では本当に個人レベルでは中国の心の友やのフォストファミリーの一家を200%信用しているのでそこまで考えもしなかったともいえるのですが。。 「中国は鄧小平氏と田中角栄氏の会談以来今まで日本に対する外交は和をもってすると本当にそうしていたのに、今回は日本に突然殴られて殴り返していないという感じになっている。そして外交政策も完全にパラダイムシフトして和と強行を使い分けるという方針に変わった。日本人に対する気持ちも変わった」というご意見でした。 ええ??そ、そんな・・・ 今年のサマースクールをアメリカのボーディングスクールで体験して来年秋からはアメリカのボーディングスクールに行きたい、と初めて子供が自分の意思表示をしたので、アメリカの高校の受験をするつもりだったのですが、しかし来年の9月まで情勢がまってられるの??と突然方向転換を迫られることに。日本でも選挙があるとなるともう来年1月には中国はでてないとなんだか心配なことに。アメリカの学校はISAKのために5~6校視察していますが今回受験する学校の中にはまだ見に行っていないところもありバタバタしています。 いつからアメリカ? ![]() 今回やり始めてわかったのですがアメリカのボーディングスクールのアプリケーションをそろえるのって本当に大変なんです。特にアメリカのトップボーディングスクールは世界中から優秀な子供たちがやってくるわけで、TOEFLとSSATの試験を受ける必要があり、ほぼ満点を取る必要があります。内申書も当然All Aでそろえてくる子が多数。TOEFLは外国人のための英語のテストなのでインターにいっている子ならほぼ問題なく取れるのですが問題はSSATです。SSATは数学と英語のテストで数学はアジア人にとっては簡単ですが英語、特に単語の部分は大変みたい。大学受験のためにはSAT、大学院はGMATとどんどんエスカレートして難しくなっていくわけですがSSATの模試の問題20問中私がわかったのって数問でした。。ええ??子供のほうがさすがにもっとわかるもののこれは本当に難しいようで、暗記するしかない模様。その他に子供のエッセイとあろうことか親のエッセイまである。。それも各学校テーマがちがうから受験する学校の数だけ書かなくてはいけないんですよね。子供はエッセイ得意みたいだからいいですけど、私・・・ネイティブチェックを受けたらものすごい赤を入れられてしまいました。。ががん。 親の面接に親のエッセイ ![]() アプリケーションだすだけでも20枚とかあって大変なのですがさらに、学校の先生の推薦状、学校以外の活動に関する推薦状、そして本人と親の面接はともかく親のエッセイですよね、私的な問題は。。受ける学校によってテーマがちがうので学校の数だけ書かなくてはいけないんですよね。。こんな子供の入試でまた自分の学力(教養?)が問われるとは。。大学のときのエッセイよりある意味緊張します。 しかしISAKのためにここ数年間議論を重ねてきた学校にMission、Visionがすごく役にたっています。というのも結局自分の子供に求める教育とISAKでの教育は同じで数年間いろいろな先生や理事の人達と延々とディスカッションし、詰めてきた内容をさらに英語で凝縮した言葉になっているので、そのあたりを膨らませながら書いていますが・・・しかし大変なことには変わりなし。。 来月からインタビューが始まりますけれど、これがまた北京でやるのか東京でやるのかアメリカでやるのかでスケジュール調整が大変。。。アメリカの学校はだいたい北京にも東京にも面接官を派遣したりその国にいる卒業生がインタビュアーになったりしていますがほぼ日にちは学校指定で決まっているので、来月私はもしかしたら毎週北京にいかなくてはいけないんだろうか・・・と戦々恐々としています。 とりあえず自分のパートだけはさっさと文句をつけらないように終わらせよう。。。。後は本人次第なので。 ▲
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| 2012-10-24 10:47
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2012年 09月 25日
思いのほか正常だった北京
![]() こんにちは、青井です。北京から帰国しましたが一言でいえばだいぶ落ち着きを取り戻している感じでした。とはいえ冒頭セブンイレブンには中国の国旗が飾れていたり下の写真のように日本料理のレストランの看板が突然色画用紙で「中国料理」と訂正されていたり、街行く車の埃がかぶったウィンドウに「抗日」とか「日本の車は買わない」といたずら書きされていたりと余波はまだありありと街に残っています。 18日は生卵が配られた! ![]() ![]() 友人の運転手さんが18日の満州事変にまつわる記念日の大変だったエピソードをききました。20日日本大使館前を車でとおりましたがもはや通常とおり。しかし18日のデモはすごかったようで大使館前では中国警察がなんと生卵を配り「これにしておいてね、石など危険なものは投げないで」といっていたそうです!!そこまで民衆を抑え切れなかったともいえそうですし、当局も18日まではガス抜きではないですが積極的に抑制していなかったという説もまんざらではなさそう。中国人の運転手さんは友人から電話がかかってきて「日本大使館前で無料で卵もらえるからもらいにいこう」と誘われたという笑い話のような話もありました。 この時期に何しに行くんだ? ![]() みんなに「なんでわざわざ今行くんだ?危ないから延期したら?」といわれていたもののどうしてもいかなければならなかったのが子供の学校関連。ほんと1人子政策とはいえほんと学校の子供の数はとっても多いですよね。1学年10クラスあるとか。体育のクラスの帰りらしいです。国立の学校でうちの子供は国際部というところにいますが、授業はすべて中国語ですが国際部だけは中国の政治に関する授業はないそうです。外国籍の子供もいるなかそれはややこしすぎて出来ないとか。。なるほど。。学校は本当にセキュリティーもしっかりしていて反日のことはまったく問題になっていないと聞いて安心しました。やっぱり個人レベルでよく知り合ってるお友達同士ではそうはならないとおもいます なぜか観光までしてしまいました・・・ ![]() 今回は学校の先生とのミーティングとかカウンセラーとのミーティングなどでびっしり予定がはいっていて時期も時期ですし観光する気はまったくなかったのですが、中国の心の友の友人が心配して宿泊していたリッツホテルに運転手さんと車をずっと待機させてくれていて、なにかホテルに閉じこもっていてずっとお待たせしておくのも悪いということになり、やおらあいた2時間ほど観光することに。。前回混んでいてはいれなかった「故宮博物館」にはいってみたかったのでいってみました。 危ないといえば危ない場所 ![]() 息子に「なんで故宮博物館?天安門で危ないじゃん!」と到着するなり言われ、そうか・・・とおもったのですがもうついてしまったし。はじめ運転手さんは駐車場でまっていてくれるということで別れたのですが、すぐさま車で追いかけてきてくれて一緒にまわることに。心の友の中国人が私達だけでいかせるなんてとんでもない!一緒にいってあげて、と電話してくれたよう。。中国語で会話している息子と運転手さんについてまわりましたのでおそらく日本人にはまったく見えなかっただろうということもあり、なにか危険な雰囲気がするとかもありませんでした。しかし広い・・・ ![]() 展示の建物がディズニーランドの30倍以上あるとかいう敷地に点在していてそこにいくだけでもくたくたに。。駆け足でざーと4建物ぐらいをみましたがやはり紀元前3000年とかの土器とかをみて中国文化の奥深さには心打たれるものがありました。特に書の館がよかったです。 食べてばっかり ![]() 結局ミーティングと食事だけが主だった今回の中国。帰国してからしばらく何も食べたくないっていうくらい食べてしまいました。これは北京の人気店のジャージャー麺。素敵なお庭があってそこにはパープルのソファー席だったりパラソルもあったりとオシャレで大繁盛してました ![]() ![]() たんたん麺もおいしかったです。 リッツの朝食のビュッフェ ![]() 中国の六本木「新光天地」のリッツが好きなのでいつもそこにとまりますがここは本当にクオリティーが高いです。タイの王女様が半分もっているくらいなので。朝食もすごく美味しいです。普通の洋食のビュッフェのほかにこのような麺もその場でつくってくれます。 北京の六本木ヒルズ ![]() 新光天地にある北京の六本木ヒルズです。もっとも家賃が高く外国人が多くすんでるらしいです。なんとなく雰囲気も六本木ヒルズににているような・・ しかし今回の中国と日本のこの緊張関係・・・あまり解決の方向性が定まっていないだけに心配しています。聞いた話なので数字の真偽はわかりませんが1漁船が1回尖閣のほうへ漁にでかけると1000万円程度漁ができるとか。。そうか・・・実際の数字で言われると確かにこれは喧嘩の種になる話ですよね。中国に進出している企業は何日も閉鎖に追い込まれたり経済的打撃も大きく、早くもとのとおりの友好関係にもどってほしい、いったい両国政府は何をやってるんだ、というのが両国経済人の率直な感想ではないでしょうか。。子供を送ってる私もまったく同感。。 賛否両論あるようですが中国でもっとも有名な日本人 target="_blank">加藤君の記事をご紹介しておきます。 好き嫌いを乗り越えて一緒にやっていくしかない隣国ですから・・。 ▲
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| 2012-09-25 22:52
| インターナショナルスクール概論
2012年 09月 11日
近いです!台湾
![]() こんにちは、青井です。日中は残暑が厳しいですね~。先週になって日傘を購入しました。でも秋の花粉は飛んでいるらしく目がかゆいです。さて先月終わりに友人と台湾に行ってきました。旅行という意味もあったのです前からこの女友達に台湾に住む台湾系アメリカ人で子供が5人いてそれぞれの子供を違う学校にいれているというパワフルママ友を紹介してくれる、といわれていて「軽井沢インターナショナルの説明会を是非台湾で開けたら!」というのもあったので一度お願いをかねてご紹介いただきたいというお話になっていました。 とってもアメリカンなTaiwan American School ![]() 台湾で生まれてアメリカで教育を受けた夫婦ともにアメリカ国籍をもちなんと子供が5人いる私より1つ年下の彼女。本当にすご~い・・・5人って!!上が17歳から女の子4人に一番したが3歳になったばかりの男の子。尊敬してしまいます。そしてなんと実験的にイギリス系、中国系、アメリカ系、というように全員違う学校にいれていたというからさらにすごい!同じ学校にいっていてくれたほうが楽なのに別々なんて。でも今は結局その中で一番よかったTaiwanAmericanSchoolに全員集約したらしいです。 学校ツアースタート! ![]() そして最近ではいろいろな国のスクールツアーが趣味のようになってしまっています。なんといってもやはり「学校」と一口にいってもこれほど国によって、いえそれぞれの学校によって個性があるというのはとても興味深いところです。今回訪問したのは「アメリカンスクール」というだけあって1歩学内に足を踏み入れるととたんにそこは「アメリカ」でした。幼稚園から高校までが同じ敷地にあり1学年200名いるという構内はとても広いですし、体育館も3つ、図書館も3つというように施設も充実しています。 ライブラリーはとってもカラフル ![]() 通常日本ではいまやインターナショナルスクール、アメリカンスクールともに日本人生徒も結構な人数がいたりするのですが、こちらは徹底していて、「100%外国籍の子供たち」だそうです。台湾の友人によればそのうち65%がアメリカ人ということで、なおかつ卒業生の80%がアメリカの大学に進学、台湾の大学に進学する子供は毎年1人か2人だそう。。そして80%の子供たちがアメリカのTOP20の大学にはいるそうです。 ![]() 小学生用の図書館はカラフルで可愛い装飾でいっぱい。こちらなんと子供の背丈より大きなBooKが壁になっています。こんな図書館だったら毎日きたくなりますね。施設が非常に充実しているのも特徴でこういった図書館や体育館のほかに新たに新設された棟の地下はすべてサイエンスのラボになっています 台湾の強みを生かして ![]() 台湾の強みであるサイエンス系に力をいれているというTAS。新設されたラボでは子供たちがロボットを組み立てていたり実験い取り組む姿が。サイエンスとデザインの融合なども課題にはいっているということでロボットの世界のコンペティションにも積極的に生徒を参加させていて賞などもとっているというお話でした 大学のようなキャンパス ![]() 100%外国籍の子供たちといっても歩いている生徒たちはアジア系も半数ぐらいはいる感じです。つまり外国籍といっても友人のようにもともと台湾に生まれてアメリカなどの海外で教育を受けて台湾にもどってきている人達も多数いるということですね。ある意味国際化されているし教育に関しても非常に熱心ですね。このTASがとてもいいため近郊のアジアの中では台湾を選ぶ外国人もいるとかで、ウェイティングリストも相当長いということもききました。なるほど。。。 ![]() ISAK(軽井沢インターナショナルスクール)にも是非台湾からもきていただきたいとおもっています。親日家が多く歴史的にも文化的にも日本とは非常に近い関係の台湾。日本はきれいだし洗練されていて安全なので是非子供のうち一人は日本の教育を受けさせたい、といっているこの友人の声に代表されるように日本のことをとてもよくしっているんですよね。。反対に私達は・・・というと。。。? ![]() 今回は実質中日に丸1日あっただけという弾丸ツアーだったのですが友人がいろいろとつれていってくれました。基本的には観光というよりは「食べて」『マッサージ」してまた「食べて」終わってしまったのですが、TWSの理事長とのランチもセットしてくれておはなしもいろいろ聞けました。やはり日本より教育に関してはかなりインターナショナルな印象を受けましたが日本に子供を送りたいとおもってる台湾人は多いので需要はすごくある!と言われました。後はやはり質問されたのは放射能は大丈夫なのか?そこさえクリアできれば生徒はすごく集まるでしょう・・・とのことでした。説明会の開催にはご協力いただけるとのことでとってもいい訪問となりました! ![]() これはゴーヤにカラスミをまぶしたもの。美味しかった! ![]() パリパリの皮のチキン ![]() 最後の日の夜は地元のしゃぶしゃぶ屋さんで火鍋。しかしこのお皿を3人20枚くらいたべましたよ。もう途中から友人たちのあまりの食欲に目が点。でも見渡せばどのテーブルもモリモリとみんな食べる食べる! アジア系とはいえやっぱりこれほど日本人は食べないのでは・・とおもってみてましたが、私の日本からの友人は日本人。そして彼女は若かりしときシェーキーズのピザを23枚食べた記録をもつとこのとき初めて聞いて驚愕!そうだったんだ。もう私はお腹の皮がはちきれそうでした。おいしかったけど。。 ▲
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| 2012-09-11 00:02
| インターナショナルスクール概論
2012年 08月 01日
今年の第3回目のサマーキャンプ大成功!
![]() こんにちは、青井です。オリンピックも始まり盛り上がっていますね!今年3回目を迎えた軽井沢インターナショナルスクールのサマーキャンプが7月20日~30日まで行われました。2014年9月に開校をむかえるにあたり今年は2014年に高校1年生になる中学2年生(G7)とその上の中学3年生(G8)、高校1年生(G9)がアジアやアメリカのど十数カ国から60名集まりました。メディアでの露出も増えていることから今年は4~5倍の競争率。 巣晴らしかった先生、スタッフ、子供達 ![]() 先週から日帰りで数日軽井沢を往復してキャンプのクラスなどに参加しましたが、まず先生たちた本当に素晴らしい!2014年開校に向けて校長先生が決まりました。Rod先生はトップ写真中央。リーダーシップと人間力にあふれています。そして今年は科目も増えてISAKの柱になっているリーダーシッププログラムや、インターナショナルネゴシエーション、ドラマなどのクラスに加え、数学、世界文学、日本語なども加わり、おなじみのアメリカ西海岸のトップボーディングスクールCateや東の名門Philip Exteter から先生たちが参加してくれて、一方通行ではない素晴らしいクラスが展開されていました。 捕鯨問題を題材にインターナショナルネゴシエーションを学ぶ ![]() 10カ国に生徒があらかじめ分かれて4人程度のチームをつくり捕鯨賛成国(日本やアイスランド)、捕鯨反対国(フランスなど)、中立国(インドなど)にキャンプ前に国を割り振られた生徒たちは文化的、経済的、歴史的観点からそれぞれに捕鯨に対するドキュメンテーションをよんである程度の知識をもって参加しました。そのご数日にわたりネゴシエーションの理論やテクニックをまなびそれぞれの立場から各国のスタンスを決めて、それぞれの国ごとに相手には聞かれないように戦略をねります。 大人さがならの模擬国際会議に! ![]() 私も各テーブルを回り各国の戦略を聞いていましたがノートにびっしりと戦略や背景を書き込み話し合う姿は大人そのもの。中立国をいかに説得するかに反対国と賛成国が戦略をねります。特に中立国で大きな発言権をもつインドの動向は重要。そしてインドはいかに経済的メリットをとって交渉を有利にすすめるか探っています。いよいよ本番はインターネット上でそれぞれの国が別の部屋からアクセスして本当の国際会議さながらに交渉が始まります。1カ国あてに、または数カ国、全員あてと選べる形で水面下でお互いのスタンスと交渉がスタート。捕鯨推進国の日本はとにかく$90mmという予算を武器に金銭的援助の申し出をインドに。ロシアからは金額ははじめには提示しないように、というアドバイスが日本にはいります。フランスはアメリカを見方につけてインドを脅すか?的な話し合いもされています。インドはとてもしたたかに、どちらが有利な条件をだすか両サイドとの交渉を慎重にすすめます。私はマスターIDをもらって東京からこの会議をライブでみていたのですが本当にわくわくしました。これは実はアメリカのある大学が開発したソフトで、議題についても捕鯨から石油、北朝鮮の問題までサブジェクトが用意されていて、模擬国際会議の題材とそのシステムが登録すれば一つ$75で購入できる仕組みになっています。英語ができればこういった教材も世界では利用できるんですね。。。 リーダーシッププログラムは大人気! ![]() 大人の見学者やマスコミの取材も多かったISAKの目玉リーダーシッププログラム。担当のDaveは本当に心の友、ニューロサイエンスとリーダーシップをプラクティス(練習・実践)と結びつけて進むかれのクラスは子供達にも大人気。今年は彼も2人のお子さんをつれて来日しキャンプに参加してくれました。とかく生まれながらとか性格によるとおもわれがちがリーダーシップもそれぞれの個性にあったやり方で練習を積み重ねればすれば歩けなかった赤ちゃんが歩けるようになるようにできるようになる、ということでその後シンガポールのファウンダーからシンガポールでの大人向けレクチャーの依頼もあったようです。 成長が目に見える! ![]() 初日に行ったときは硬い表情で緊張している子供達もいましたが、6日目7日目、最終日とみているともう子供達が目に見えて成長していきます。実際の自分たちの体の測定をしながらの統計学にちかい数学の授業に うちの数学が苦手な娘は「こんな楽しい数学はじめて!」といったとか。クラスでも積極的に手をあげて発言しているのには驚きました。また国ごとに子供達が自国を紹介するというのを夜の食事のあと順番にやっていったようですが、チベットの子供たちが中国政府に弾圧されるチベットの人達を紹介したときには、事態を中国国内ではしらされていない香港から来た子供が泣き出してしまったり、実質自国の空港が閉鎖されてしまっているパキスタンからきた子供が自国の国旗の赤い色をさし、この赤は僕たちの血の色でできている、という話から隣国からの出国のさい2日間丸裸にされて出国のための尋問を受けた話などを語り「自由」の意味をみんなに考えてほしい、というようなスピーチがあったときいていますが、こういった経験を通じて最後はみんなお別れを号泣して惜しむぐらいの結束になったようです。 カウンセラーもすごい! 今年はサポートにはいってくれたボランティアの高校生、大学生、毎年もどってきてくれてるすでに社会人になってるカウンセラーもいて先生たちも感嘆するハイレベル。スタンフォードやブラウン、ハーバードの学生でなおかつものすごい性格もいいという。。 初めてのESL しかしこういったキャンプをしてみておもうのは日本の教育の現状がインターナショナルスクールも含めこれでいいのか?とおもうことばかり。。。今年は初めてESLという英語のクラスをクラスの英語にまだ少しついてこれない日本人の子供達のために開催され、午前中の数学や、科学のクラスのかわりにESLを5人ほどの日本人の子供達が受講しました。実際午後のリーダーシッププログラムのクラスやインターナショナルネゴシエーションのクラスには1対1で通訳をつけての参加。とても頑張ってくれていました。きっと英語以上の何かを学んでくれているんだろうなあ。しかしそれにつけてもやはり言語以前に自分の意見を発表するという姿勢がこれはインターにかよう自分の娘も含め日本人の子供達は海外の非常にはっきり自分の意見を言う子供達をみているとまだまだ足りないし、訓練他必要なのは間違いないと実感。本当に現実社会の鏡をみているよう。。ただ本当にこれはDaveがいうように練習次第。どの子どもにもチャンスがある。しかしこの練習も与えられていない日本の教育はやはり今の現実社会には合っていないと危機感を強めました。 キャンプ終了後のファカルティーミーティング ![]() キャンプ終了後の先生たちとのミーティングが2日間にわたってその後軽井沢でおこなわれ、学校のミッション、ビジョンやキャンプの総括など話し合われましたが、本当になんて楽しいひととき。素晴らしい先生たちとの教育に関する意見の交換を聞いているとわくわくしてきます。リーダーシッププログラムのDaveはキャンプ前うちに泊まってもらっていろいろ話し、昨日も東京で今回キャンプに参加してくれたお子さんの父兄で長女をCateに送っている中国人の親御さんを含めDaveと子供達でご飯をたべていたのですが、時間がいくらあっても語りつくせない話にもりあがりました。中国人の方もこれなら遠いアメリカにやるよりも子供達全部ISAKにいれようかしら!とおっしゃっていただきました。 ISAKのHPはこちらから ▲
by suiteinstyle
| 2012-08-01 08:42
| インターナショナルスクール概論
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