伊勢丹相模原本店で初村瀬治兵衛展いってきました |
伊勢丹相模原本店5階特選和食器サロンで

村瀬さんのセカンドラインの嘉門工房展が伊勢丹相模原店で開催されるということで今は相模原店全体を統括されているH氏にお誘いお呼び出しがあり会場で催された茶話会に伺った。相模原店は初めて訪れたのですが当日のうだるような外の暑さとは裏腹に5Fの特選和食器コーナーには利休草やどうだんつつじの緑も清清しくいけられて村瀬さんの丹精な作品とともになにか涼やかな雰囲気。今月終わりには日本橋三越での本格的展覧会を控えた村瀬さんをどうやら無理やり’相模原店初’ということでH氏がひっぱりだしたらしい。初ということなのに茶話会にはさすがに大勢のお客様がお手前を頂戴しながら村瀬さんを囲み楽しくお話が弾んでいる。写真は前回ご紹介したオーバルボックスにはいった茶箱とタイのかごにはいった茶かごセット。すでにミセスで数日前に紹介されたようで電話での問い合わせがすごいらしくほぼ完売状態とか。。よかった、このあいだいただいておいて。ちょっと遅れてしまった私も虎屋さんの富士をかたどった琥珀製のこれまた涼やかなお菓子をいただきお手前をいただきました。リビングでも手軽にできるようにとの事でそのテーブルも昨日作ってもってきました~というさすがは漆器職人の村瀬さん、一枚板のモダンたテーブルをつくってしまったらしい。東京からいらしている方もその他地元の方もいろいろいらっしゃっていて皆様とても熱心にお話を聞かれていた。

ふっくらした水切りのよい急須
展示は村瀬さんの作品だけではなくいろいろな陶芸家の作品もありこれは永井健さんという方の急須。初日でほとんど売れてしまって今3つしかありません、ということだっったのだけれども水切れもよく上の丸いぽっち(?)も陶器でできていてビーズのようにくるくるとまわるようにとりつけられている。急須はとっても作るのが面倒なのでなかなか作る方がいないというのを前に聞いたことがあり私も3つの中で形がふっくらしていて赤味を帯びているものが気に入り1つ購入しました。21000円とお値段もお値打ちな感じ。。。
子供達の時代には入手不可、栗の木の盆は無垢の原生林から

ムクの栗の木でできたはつりのお盆。。。これは初代村瀬治兵衛さんのころには日本にもまだまだあったが2代目のころにはすでに東北の上のほうまでいまでは原生林にまでいかなければこれほど木目や木の模様に味があるムクの木はとれない、亜里様いわく子供達のころには値段云々ではなく木がなくなってしまうので手に入れることはできないでしょうねえ、というはつりのの沢栗のお盆。8万円ぐらいしてしまうのですがそりがでないように何年もその大木を寝かせて中をくりぬいてつくられている一枚板のお盆でなんと洗剤をつけてたわしであらっても大丈夫という代物。押し売りしても3代は使ってもらえるというとっても使い勝手がいい希少でありながら、いえだからこそ日常使いができる本物のお盆。一人一人の銘々盆にしてももちろん素敵ですけどパンなどをざっくり入れて出しても使えるお盆。
秀衡椀は古式ゆかしき代物。。。

。。。積み立てさせていただきます。。そうですよね、最後にちょっと村瀬さんご本人の写真をちらりと。。

H氏も感慨深げにおっしゃっていたけれどももう彼は職人の域に収まっていないんですよね、プロデュースしています、本当にたいしたものです、尊敬しますよねえ。とほんとうに。。。プロデュースできる職人さんというのがすばらしい、だって本物なのですもの。’エルメスみたいですよねえ’と私も大賛同したのでした。私のつたない説明がどこか間違っていないかとっても不安なのですがもしよければとっても素敵な漆器の使い方をご提案されているのでHPもチェックしてみてください。村瀬治兵衛のHPはこちら→http://www.jihei.com/