朗報!米トップ高校への全額奨学金! |
こんにちは、あまりにお久しぶりなアップです~~まだ読んでくださってるかたがいらっしゃるでしょうか(汗。。昨日六本木ヒルズクラブで行われたアメリカの10スクールというわれる東海岸トップボーディングスクール(高校)の1つChoate Rosemary Hallの説明会がチョートから先生達と日本人卒業生を招いて行われました。うちも息子がアメリカのボーディングスクールにいっていて娘も高校が決まったばかりなので自分達としてはあまり関係ないのですが、今回チョート高校出身で現在ゴールドマンサックスのパートナーでもある村田さんが普通の日本の学校に通っている子供たちのために最大4年間是額の奨学金のファンドを作ったと聞き、ご縁もありお話を伺いにいってみました
主催者は・・
主催はIGSの福原さんと奨学金制度を作った村田さん。両方ともよく存じ上げていますが、福原さんももともと金融の非常に優秀なビジネスマンで早々に引退された後に普通の日本の学校に通う子供たちを海外の学校に送る予備校的な学校IGSを母体に開成高校とCHOATEのコネクションをつくったり、河合塾やZ会と組まれたり、先日は来日されたピケティーさんと少人数で食事をされて格差社会と教育について論議されたとかで非常にグローバルに精力的にビジネス的センスを生かして活躍されています。
村田さんはゴールドマンサックス証券のパートナーでいらっしゃいますがご自身転勤でいかれたアメリカでご両親が帰国後もどうしてもアメリカに残られたくてボーディングの入学を模索し、CHOATE高校に入られて大学、就職と米国でされた後現在はGSのパートーナーで、母校でどんどん日本からの留学生が減ってる現実とGSのグローバル企業で働く観点からグローバル人材の育成の必要性から今回のサマースクール、もしくは本科への高校4年間最大全額奨学金をチョートにいく日本人のために設置されました
参加者は・・
参加者の方は日本の学校に通ってるお子さんと父兄、その学校の先生達が多かったようです。というのもこの奨学金の目的の1つがグローバル人材の育成ということで日本の学校に通う子供たちにも世界のトップスクールといわれる教育の機会を1つの選択肢として考えてほしいというのがあるからのようです。
インターの学校に通う生徒達や帰国子女の皆さんにとっては学校の制度や英語の問題といったところはクリアしている海外のボーディング(寄宿学校)というのは選択肢の1つでありまた周りでもそういった話はよく耳にする話なのですでに選択肢の1つとなっているとおもいます。
しかし日本の学校にいってるお子さんだと最初にもちろん英語の問題、そして学校制度の問題(入試には英語での先生の推薦状や英語でのエッセイ、学校でのグレードのついたエッセイや成績証明書、そのた入学時期など・・)などがありますが、さらに高額な授業料+寄宿舎寮およそ年間500万+渡航料金など費用の問題があります。奨学金を設けている学校も多いですがそのほとんどは国内の学生向けでインターナショナルの学生には奨学金はまずありません。
そういった様々な理由から海外の高校に日本から入学しようという学生は年々減っていく傾向にあります。
中国や韓国の学生が1つのアメリカの高校に数千人からの願書が届き熾烈な競争になっている中日本ではこういった名門といわれるアメリカの高校へいく日本人は1つの高校によくて1人か2人、もしくはゼロの年もあります。Exeterというやはり名門の高校では1学年250名中、アジア人50名で内訳は韓国人25人、中国人24名日本人1名だと2~3年前にExeterの先生からききました。高校から海外にいく必要があるのか?留学ではなく入学?というその議論はまたの機会に譲るとして、グローバルな人材という議論は常に日本でもある中でこの数字が示す現実はあまりに差があるといわざるを得ない状態です。少なくても選択肢の一つとして考えられる機会はもっとあってもいいとおもいます。
今回のパスは?
そういった中今回村田さんが設立した「The Murata US-JAPAN Scholars Program」は夏に行われる5週間のサマープログラム、または9月からのCHOATEへの入学が決まった日本人の学生に最大4年間X全額費用が奨学金として出されるということですので金銭面でのハードルを1つ取り除いてくれる朗報ですね!!
ただし英語面や制度面の問題は厳然とありますのでサマースクールの英語プログラムに参加する場合でも
TOEFLで50~60点(英検準1級程度)は最低、普通のサマープログラムなら80点以上(英検1級程度)、留学するのであれば90点以上は必要、さらにサマープログラムは6月下旬か7月上旬からスタートするので期末テストをどうするか?英語の推薦状を学校でだれにかいてもらうか?など解決しなくてはいけないようです。今回学校の先生達も多く参加されてなおかつ開成ではCHOATEとの協力体制を組んだという話もききましたので学校の先生の理解とご協力も少しづつではありますが得られる方向のようです。
どんな教育?
アメリカの全寮制の学校っていうのは日本の学校というイメージからはまったく想像ができないほどの大きさで1つの町や村がそのままはいっています、ぐらいの規模でたいてい田舎にあるので大変美しいキャンパスです。施設も下手な大学より立派な図書館やコンピュータールームやホッケースタジオがあったりと充実しています。今回CHOATEの先生やアドミの人たちが来ての説明でしたけれども、正直ほかの10Schoolとの違いはあまりわかりませんでした。環境問題や伝統的に政治のクラスがあったりというのは説明がありましたが、1クラス12人の少人数制やDiversity,国際性、文武両道、充実した施設、先生、というのはどこの学校でも強調することですので。ただ間違いなく世界トップレベルのグローバル人材を125年の歴史の中で排出していることは事実ですのでご興味がある方はぜひHPをご参照ください!
チョートの学校のHPはhttp://www.choate.eduまた奨学金に関してはMurataJapan@choate.edu、今回主催のIGSでしたら日本語できっと丁寧におしえてくださるとおもいます!http://iglobalsociety.com/
また今回特別ゲストとして岡崎玲子さんという「レイコ@チョート校」という新書を16歳チョートに通っていた当初にだされた方がメルボルンからいらしていました!私も以前彼女の本を読んで感銘をうけましたが、現在弁護士として活躍されているそうで、素晴らしいスピーチを披露されていました。
帰りのエレベーターで・・・
帰りのエレベーターの中で参加されたお母さんとお嬢さんの会話が聞こえてきましたが「普通の日本の学校いっていて中学で英検準1級っていうところがすでに無理だよね~」。そうか、そうだよな。。と自分が学生だった時を振り返ってもそう思いますが。。。しかし本人の意思しだいで選択肢は1つ増えたことはまた事実でやはり素晴らしいことだと思いましたので紹介させていただきました!