ISAK 竣工式無事終了しました!いよいい開校にむけて! |

こんにちは、昨日今日は東京の最高気温が29度とちょっとすごしやすかったですね。30度をきるとこんなに世界が変わるかとおもうほどです。そして先週末はもっと涼しい軽井沢にISAKの竣工式のためうかがっていました!構想から8年とか10年にもなるとおもうのですがこうやって建物ができあがり感無量・・・・。来年の9月に正式に開校しますが、今月20日から4回目となるサマースクールがこの新校舎を使用してはじまります
ISAKに世界の子供達が集まる!

谷家が全寮制のインターナショナルスクールを日本につくりたい、と言い出したのは多分10年くらい前になります。日本の教育は戦後の大量生産時代にあった均質的な人材を育成するということに標準があったままになっていて外資系の企業で投資の世界にいた谷家は東大なんかをでていてもなかなか世界で活躍できない多くの日本人をみていて私達の子供達の時代にはこれではまずい・・・という事を強く感じてた模様。確かに私達は子供をインターナショナルスクールにいれてみたもののそれはそれで日本人としての教育ということを考えると中途半端な感も否めず世界に通用するグローバルな教育でありながら日本人・アジア人としての世界に誇るべき資質も大事にするという学校があれば・・というのは誰もが思うところだったとおもいます。そして6年前にやっとそれを実現するべく実際に行動してくれる小林りんちゃんに出会い、リーマンショック、311という大事件と紆余曲折をへてようやくこの竣工式という日を迎えることができました
「絵空ごとだと思った・・」

今回初期からアドバイザーを務めてくださっているXソニーの出井さんやXIBM会長の北城さんがスピーチで
「ほんと初め聞いたときはまさか実現するとはおもっていなかった」とおっしゃっているのを聞いて「そうか・・・みんなはそう思ってたんだ」と私はややおどろいてしまったのですが、今回大勢のマスコミの方やファンドレイズに協力してくださった多くの方々の大部分はおそらく初めは半信半疑、まさかそんな一からお金もないのにそんな世界のリーダーを育てる学校がここ日本にできるなんて・・・と思っていらしたんですね。
建築はエドワード鈴木さん

私自身実はこの学校ができないと思ったことはある意味一度もないんです。そしてそれを初めから信じてくれていた人達が初代理事のエドワード鈴木さんや、その奥様のEOCT社長のゆりこさんたち。駄目もとで頼みにいった建築依頼をまだお金の準備もできていなかったのに「これは日本に必要な学校、建築家としてだけでなく一個人として協力させてください」といってくれたエドワードさん。ご自身もセントメリーズの2期生として今はない寮でくらし「同じ釜の飯を食べて大きくなった僕らは肌の色なんて関係ない、大きくなっても戦争するなんて考えられない」とおっしゃっていましたけれど全寮制というのが一つの大きな教育的目玉ともなっています。初期のころ学校のミッションやビジョンをみんなで語り合って毎週末激論を交わして、アメリカの地でも同志の先生たちと日本・アジアのいいところごアメリカの教育のいいところを融合させた新しい学校をつくろうとみんなで燃えていたころが懐かしく思い出されます。
開放的で教室にもなる寮のリビング

こちらのブログでもアメリカやイギリス、スイスの全寮制の学校はたびたびご紹介しましたがその学校にもひけをとらないくらい低予算をやりくりして魅力的な寮をつくってくれました。エドワードさんのおうちは本当に動線がよくて暮らしやすいのは身をもってよく知っていますが、本当にこのステップフロアになった寮のリビングは開放的でソファなどを並べてそのまま昼間は教室にもなります。
1人部屋~4人部屋

2段ベッドの下がそのまま収納になっているタイプのベッドルームもやはり明るくて気持ちがいいものです。下級生は4人部屋、そして1人部屋と2人部屋も用意されています。
とにかく気持ちがいいカフェ

軽井沢の中でももこちらは湿気があまりなくて気持ちよく整備されている土地でこのカフェに続くテラスが本当に開放的で素敵なんです。校舎は古い日本の蔵をイメージした黒。それにこのウッドデッキのブラウンにグリーンが調和して美しいです。間違いなく生徒たちの憩いの場になりますね
体育館はとっても立派!

今回第一期の工事で建設を終えたのは寮1棟とカフェテラス・教室棟、そしてこの体育館。冬が厳しい軽井沢では運動できるスペースは絶対に必要。とっても立派です。。竣工式にこられた150人の方たちはみなさんとても喜んでくださいました
寮+先生のお家


寮とドア続きになっているのが先生ファミリーの住宅です。全寮制の学校の寮は生徒にとっては「家庭」でもあります。海外の学校でも寮に併設された先生ファミリーのお家というのが一般的な形ですが、12人+12人の寮に対して1ファミリーの先生のお宅が併設されています。このパターンで2つで48人の生徒の寮と2組の先生のお宅で1つの寮棟です。
講師陣も世界トップレベル!

来年の開校時にきてくださる先生たちもみなトップレベルです。今回スライドでの説明でもありましたが数学の先生は今香港で教えているそうですが、MIT,ハーバードなどでベストティーチャーのアワードをもっていたり有数の学校からリクルートされてきてくださっています。生徒たちも3分の1は奨学金でアジアのハングリーで優秀な子供達がやってきます。この子達の優秀さとそれに刺激を受ける日本や先進国の子供達との融合のすばらしさは過去のサマーキャンプでも実証済み!

代表の小林りんちゃんもいまやすっかり有名人ですね。私は実際には実務も2年ほど前に離れていまでは一サポーターですが、やっぱり谷家が10年前に抱いた構想をここまで苦労に苦労を重ねて共同代表理事から発起人代表になって今日までやってきたのをみていたので今回は本当に感無量でした。。。本番はこれからでこれは単なるスタート地点。。
それでも本当にいい日・・でした。。