元は牢獄!’The Liberty Hotel 'in Boston |

こんにちは、2月も終わりというのに寒い日が続きますね・・陽射しは春めいているのに外にでて驚くことしばし。花粉症の季節ですが今年は私は花粉症の特効薬と進めれれて飲んでいるノニが劇的に効いてまったく今のところ症状がでていなくてパラダイスのよう。例年のあのつらさがうそのよう。。、まだ本番前なので油断はできませんが。昨年12月に訪れてから時間がたってしまいましたが今回はボストンのホテルをもうひとつ紹介しておきます。
ネーミングもデザインもエッジが効いてる!

なんとこちらのホテルは元々は牢獄だったところを全面的に改装して作られたというホテルです。その名も’The Liberty Hotel'。上の写真は改装前(途中?)の写真です。ホテルには実際に囚人の人たちが収容されていたころの写真などもありました。そしてボストンではかなりオシャレなホテルで1Fには今流行のレストランとバーもあり私が行ったクリスマスのシーズンはもう連日大規模なパーティーが催されていてゴージャスに着飾った人たちが大勢集まっていました。なんとあのアメリカの人気ドラマ’glee'のシュガー役の女優さんも見かけましたよ!glee大好きなのでちょっと嬉しい!実物もとっても綺麗!

一貫した’テーマ’が持つ簡潔さ

このホテルは本当にこの牢獄⇔Libertyというテーマに沿って完璧にストーリーが作られているのが大成功していますね。一貫性ががとても気持ちがいいし楽しいし驚きがあるのが面白いですね。こちらは朝食などを食べるレストランですけれど古い(風?)レンガで窓やドアが鉄格子!1Fのバーやオシャレなレストランにもこの趣向が施されています。
'SOLITARY (独房)?のDon't Disturb'

ドアにかけるDon't Disturb'がSOLITARY (独房)となっていて鍵のチャームがついているのもちょっと可愛らしいですよね。遊び心がいっぱい!
逆さのツリーに全フロアOpen Bar!

上手く全体を写す写真がとれないのですが1つエスカレーターをあがるを吹き抜けのエントランスになっていてレセプションもあるのですがレセプションはごく控え目な小さな感じですぐその隣にバーの受付のようなコーナーがありウェルカムドリンクなどもいただけるのですがそのフロアー全体がにぐるりとテーブルやソファーなどが置いてあってバーとカフェの中間のような感じになっています。そして全フロアが回廊のようになっていて回廊部分がやはりバーのようになっていてこの季節はもう大変な賑わいでした。ドレスアップした人たちが上のほうの階まで楽しげに集っています。
エスカレーターにもアートが

ホテルのエントランスからエスカレーターを上がっていくところもかなりドラマチックに演出されていますね。やはりこの逆さのツリーがかなり可愛いですよね。ドラマチックでひねりが効いていますから。
ホテル正面の天窓は「自由」への憧憬

ホテル正面です。石造りの建物が堅牢な感じや鉄格子をはめたデザインの窓が牢獄の雰囲気を残していますよね。美しい形の天窓ですがこれは牢獄当時からあったもののようです。そしてこの天窓こそLiberty=自由の象徴のようです。薄暗い牢獄で天空から差し込む光は外の世界=自由への憧憬そのものだったでしょう。今の私たちには敢えて牢獄にはいってみるという自由もあるわけですけれど、果たして本当に自由なのかはまた別問題かもしれません、いろいろしがらみもあったりしますから・・などと余計な事まで書いてしまっていますが。
お部屋は・・・快適な「牢獄」のイメージ?。。

パブリックスペースのインテリアに比べてお部屋は「地味」にしつらえていますよ。もうちょっとゴージャスなお部屋もHPによればあるみたいですけれど私の泊まったお部屋はごくシンプルなお部屋です。これもホテルの部屋に牢獄と言うコンセプトを持ち込むと?という結果でしょうか。たとえばスローの柄の選び方でね。。快適な牢獄のイメージ?華やかなパブリックスペースとはメリハリがありますね。

それは考えすぎかもしれませんが、あながちそうでもないのかもと思わせるのはシャワールームですね。やはりセメント的な印象のグレーの石のとてもシンプルなものです。シャンプーやボディーソープの置き方がとてもシンプルで美しいし無駄がまったくありません。まさかホテルの部屋を牢獄にしてしまうわけにはいかないわけですが、こういうネガティブなコンセプトを魅力的に魅せるというのはチャレンジングですが上手く収めているとおもいます。コストも明らかにパブリックスペースにかなり多く配分しているタイプのホテルです。このあたりのコスト配分は自宅でも参考になるかもしれません。何をテーマにどこに重きを置くかでコスト配分をすることはとても大切ですし、コストがかかっていなくてもなにかテーマがあればそれもとても素敵にすることは可能ですよね。やはりSTORYが何にせよとても大切だということがよくわかります。
朝食は普通・・

例によって私は朝食はパンケーキを食べてるわけですがこれが1人前?という量はやっぱりアメリカですね。もちろん大味。1枚半で十分でした。ただあの牢獄風なインテリアが楽しくて十分でしたけれど。
さてボストンのホテル前回ご紹介したFifteen Beacon Hotelと比べてい方でしたか?完璧にコンセプトが
真逆ですよね。こちらは華やかなパブリックスペースに重きを置きテーマパーク的な楽しさと高揚感があります。Fifteen Beacon Hotelのほうは反対に徹底的にパブリックスペースはミニマムにその代わりに1つ1つのお部屋は廊下幅からなにまで贅沢にとり充実させています。どちらもそれぞれの魅力がありますね。
ちなみにThe Liberty Hotelはプライスもとってもリーズナブル!滞在がHappyになるホテルでした。
ホテルならではでそのときの気分で楽しむのがいいように思います。日本のマンションは前者のパターンが多いですよね・・・私は自宅なら後者が好みですけど。
さて・・2月の季節のコーディネートのご提案をしないと・・です。次回お楽しみに。