京都ハイアットリージェンシーホテル |
こういったシティーホテルの中では物凄く使い勝手がよく動線も計算されつくされていて「普通に居心地がいい」というありそうで中々お目にかかれないホテルがこちら。大好きです。スーパーポテトを率いるインテリアデザイナー杉本貴志さんが手がけたハイアットリージェンシーのインテリアが本当によかった。今回建築家のエドワードさんと一緒でエドワードさんが杉本さんともお友達で中のコンセプトなんかも説明してくださったのでますます感動した。エントランスのこの木がモザイクのように組んでありその様子が日本の伝統も感じながらモダンで美しい。それとサイズ感がとってもいい。このホテル自体が180室すこしくらいの小ぶりであり客室数もさることながらなにか廊下とかエントランスとかのサイズ感がだだっぴろくもなくなにかちょとおうち感漂うコージーな感じがGood。
ロビー近くにおいてあったこの鉄のオブジェも上部が箱庭を思わせるつくりになっていて植え込まれたお花も和でありながらとってもモダン。下部の鉄部分は何かUSEDの部品だと思われるけれど黒で重たい鉄という素材がてもあたたかに感じられる。上記参照したスーパーポテトのHPとかも是非みていただけたらと思いますがこういったすでに使われた道具や部品などを沢山お仕事で使われているよう。夜にB1にあるバーにいったのですがそこでも鉄の部品のようなものが整然と壁になっていました。この部品だけでなく色々なUSEDの素材が壁の面になっていました。ソファーの布もオレンジ系の色々な柄、素材の布がパッチワークになっていてパッチワークが一つのテーマになってるというお話を伺いました。杉本さん自身は芸大卒業だそうで建築の分野ではなくちょっとアーティストなんだなあ・・・空間をみていて思いました。でもインテリアの内装でここまでされるなんてほんとすごい!東京のグランドハイアットや海外のホテルなどでも高い評価を受けていらっしゃるけど芸術性と居心地が両立しているところがほんと単なる奇をてらったはやりすたりのインテリアじゃなくてすごいなあ・・一緒にうかがった建築家の方も’ほんと上手だよね!’といっていた。
お部屋
お部屋もよかったです。ベッドとかリネンとかは私から言わせてもらうと(笑)普通によかった。でも普通にいいっていうのもとっても大切だから。お風呂がよかったんですよね。。洗い場があり黒い石のタイルでヒノキの腰掛みたいのもあってちょっとやっぱり和ですが、やっぱりここでもサイズ感がいいんですよね。上手に無駄なくて。決して広いお部屋じゃばいんだけど。
お部屋にあったWelcomeの金平糖・・・。これもなんか気がきいてるなあ。チョコレートより。京都だからやっぱり。
碁盤の目のようになっているわかりやすいコンパクトな街、街の真ん中を流れる鴨川にすり鉢状の盆地になっているせいかすぐ近くに迫っている山々。歴史的建造物や町並みが残されているのはもちろんだけれども建物の高さ制限などがあるせいでのヒューマンスケールにのっとったサイズ感、そして多分何よりも京都の人たちの自分達の文化や町に対する確たる自信のおかげでまったく東京や流行に動じてるそぶりもなく、伝統を踏襲していながら良い物良い事を積極的に取り入れて常に新しくもあり独自であるという新取の気骨。京都でベンチャー企業が多く成功しているっていうのもそういう気風からなんだろうなあ。。伝統って絶えず進化をやめてしまったらただの古いものですものね。もうすでにホテルだけでこんなに長くなってしまった。。次回京都の素敵なデザインをざ~と流します。ほんと素敵・・・明日もまたいきたいくらいです。