LGBT オランダ大使館でのパーティー! |

こんにちは、青井です。すごい東京は雷雨でしたね、天気も不安定ですが日中関係・・。金曜日に北京に行けるのかどうかを現地の友人に「実際どうなの?」ということで聞いていますが、「空港にまで迎えに行くしホテルも大丈夫。息子さんの学校も大丈夫だよ」ということだったので行くことにしています。今回はどうしても行かなければならない用事があるためですが、もう一人の友人には「今回は本当にすごく変な雰囲気で昨日のレストランに一組だけいた日本人グループに対して周り中シーンとしていて物凄く嫌な感じの雰囲気がただよっていた」というのを聞いてちょっと不安に。昨日18日を境に収束の方向に向かうのではないかとも報道がありましたが本当に、双方の国にとってまったくいいことのないこの事態が早くよい方向に向かうことを祈っています
さて、先日お伝えしましたHRWのLGBT関連の部署のディレクターでオランダで世界初の同姓婚の法律を成立させたことでも有名なボリス氏の来日にあわせて様々なイベントが組まれているようです。昨日はオランダ大使館でのボリス氏のスピーチとその後は来場の方たちの親睦を深めるパーティーが催されました。
オランダ人が誇る世界のリーダーボリス氏

会場にはオランダ大使館の職員の方やグッドエイジングエールズの柳沢さん、ゴンさんはじめ国会議員の方たちも何人か招かれていました。もちろんHRWの土井香苗ちゃんが素晴らしい同時通訳を披露していました。前日ラスチカスでうかがったお話とかぶるところもありましたが、オランダ大使館ということを意識されて同姓婚がオランダで導入された経緯、同姓婚導入後のオランダの問題点などを話されていました。そして一番興味深かったのが日本について。国連などにおいてアジアから唯一LGBT権利についての会議に毎回出席してくれて理解のある日本の議員の皆さんありがとうございます、というような趣旨のスピーチがあったのですが当の皆さんは「え??~何それ・・。よくわかりませけれど」というように全員で顔を見あわせ首を振る場面に
会場が苦笑。日本は犯罪視もしていないですし、攻撃的ではないかもしれないですが、実際にあまり議論の場にまだ上がってきていないのが現状で、おそらく国連のそれと実際はあまりリンクしていないのでは・・・
オランダ人の方ってとってもフレンドリー

その後はテラスからは東京タワーが真正面という素敵なロケーションでの親睦会がありました。オランダ大使とボリスさんがちょっとうつってますね。今回私はLGBTのお供だちを誘って参加したのですが、普段は自分のことに精一杯で人権とか考えたこともないっていう彼もすごく刺激を受けたとはなしていました。オランダ大使館の方たちの何人かと一緒に話していましたけれど皆さんとってもフレンドリー。1人は高校時代石川県に留学していたという職員の方がいて「もうすっごい田舎で大変だったよ~」と流暢に語ってました。大使も「話が楽しすぎるみたいで食べ物みんなとってくれてないけど食べてね~」と声をかけてくれたりして。
最高に美味しいサバラン!

どうしてもデザートの話になってしまうのですがデザートが数種類でてどれも美味しそうだったのですがこのサバラン!そばにいたオランダ人男性の一人が「絶対これ食べて!これが最高だから。グリーンのケーキは見た目、隣のティラミスは重過ぎ、洋ナシのコンフォートもいいけど、サバランが最高だから」ということでいただくと本当に美味しい!ラムがきつすぎずクリームも甘すぎず。私はサバランやババが大好きなのですがこれは最高でした
ハートをつなごう学校

最後にもう一つだけ。ラスチカスでボリス氏のほかにもう一人ご紹介者がいて杉山文野さん。ご自身もトランスジェンダーで元フェンシング女子日本代表。今は男性として生きていらっしゃるのですが今LGBTの子供たちのいじめが深刻な問題となっているそうです。レディーガガがLGBTの子供たちを励ます活動をしているそうですがその日本版。まず芸能人の人達からはじまったそうですがその子供たちを励ますメッセージがいろいろな形で送られています。山田邦子さんとLGBTのお子さんをもつ親御さんのメッセージビデオが流されました。見てるとぐっときてしまいます。皆さんもよければみてみてください
先ほど杉山さんの著書「ダブルハピネス」をアマゾンで検索してるときに見つけた言葉です
「将来の夢=職業ではない筈。急いで何かになろうとするから迷うのだ。どんなに時間がかかろうと、僕は僕になる」
ああ・・・泣ける。ほんとLGBTの人達の問題って本当はみんなの問題であり私の問題だからこんなに心に響くだなあ、とおもいました。