素晴らしい!現代アート「ONE PIECE 展」 |

こんにちは、青井です。皆様もうご覧になりました?六本木ヒルズの森美術館で開催中のONE PIECE展。前売のチケットをあらかじめかっておかないと当日券はほとんどないという大人気展覧会です。いわずとしれた少年ジャンプで連載中の尾田栄一郎さんのマンガなわけですが、66巻でていてすでに2億冊を突破している国民的人気を誇るマンガですよね。私の周りでも夢中になってる大人男子も多数。
当日券の最終時間をなんとかゲット

GW最終日当日券の20時~というのがまだあるというのをネットでみて午前中にゲットしてなんとかいけました。それにしてもすごい人!TOPの写真は六本木ヒルズの2Fにある写真撮影用のルフィーたちですが引きもきらず皆様記念撮影。そしてミュージアムお土産ショップはもういまはONEPIECE1色の気配。朝からもう子供や大人でごったがえして大量買いしています。「ぱぱ~!」とよぶどこかの子供の声に「今それどころじゃないんだよ、くそー原画ほしいなああ」とつぶやくおじさんが隣にいて思わず顔をみてしまいました。この写真は原画の複製を売店で予約販売しているもの。これっていったいどんなよ?と入場する前はやや?な気持ちだったのですが・・・
ああ、もう感動!やっぱりすごいわ

20時に再び美術館入り口にいくともう20時に会場組みのすごい列。小中学生のほかに普通に大学生や大人も多数。女子も多数です。実は私も数年前にマンガ好きな友達のお兄さん(面識なし!)に何十巻か一気にダンボールで送ってもらってよんでいらい、結局全巻もっているわけですがどちらかというと、絵がごちゃごちゃしていて読みにくいしその友情物語とか仲間とかの話にそれほど夢中になれたわけでもなかったわけですが、周りの男子は「もう日本が誇る大傑作!」という声圧倒的。「ドラゴンボールを凌駕する傑作」(私はややドラゴンボールもわからなかった)だの電通の海外コンテンツ担当者も「天才だね、圧倒的にONEPIECEが面白い」だの、ドイツに転勤している義理の息子に毎巻かならずこれだけは送ってくれといわれて送っているという知り合いやら、もう半端ない熱狂振り。私はどちらかというとナルトのほうが・・・とおもいながら入場したのですが、もう本当にすごい!
映像と音楽に圧倒!

映像は2回あったのですが特に私ははじめの映像「冒険パノラマシアター」に気分が一気にもりあがってしまいました。音楽は中田ヤスタカさん、どどんと船の先端に乗って大海原をルフィーや仲間と飛び込んでいくような演出。王家七部会や海軍の大将たちが左右前後から前方に立ちはだかるようにでてくる映像にワクワクしてしまいました。隣の大学生くらいの男子が「やばい、ちょっとうるっときた」といっていましたが、それほど熱心な読者でもなかった私でもマンガの場面が鮮やかに思い出されます。ああ・・すごい、ほんとみんなONE
PIECEが大好きなのね。この共有感も楽しい。
現代アートとしてもすさまじい

毎週毎週の締め切りがあり人気がなければ次はいくらでも控えているというジャンプで10年以上トップランナーでいるというのは通常では考えられないような修行の場。本当に失礼ながら尾田先生ってあまり絵がうまくないとおもていたのですが今回100点以上の原画をみて本当に絵上手いんだ(すみません、あたりまえ)と感動しました。子供はたくさんの色がはいっているとそれだけで楽しい、だから色をたくさん使うんです、とおっしゃるとおりそれは沢山の色と細部にまで異常に細かく書き込まれたディーテールの楽しさ。これをこれだけのペースで量産し続けるって。そしてこれだけ多くの人を、それも大の大人を無条件に熱狂させるっていうのは本当に日本が誇る文化でありアートですね。村上隆さんもこの世界をアートという名前にして世界に輸出しただけだ、と誰かがいっていましたがなるほどね。。。とちょっと納得。ああ、私も原画が欲しい!コレクションしたい。入場まえとはまったくちがうコメントに。しかしこういうひとにこそ文化勲章とかあげればいいのではなかろうか。
最後お土産に写真の‘ピブルカード‘が出口で1枚袋にはいって渡されます。私はロビン!ロビンとハンコックが好きなので結構うれしかったです!
最新刊のコメントとか結構ぼろぼろにいわれてたりするけれどこれからいよいよ大詰めにむけて正念場でもありそうですけどこの展覧会は6月17日まで開催中です。現代アートとしても見ごたえ十分、お時間あれば是非!エースのマリンフォードの頂上決戦ぐらいまではよんでいったほうが感動間違いなしです。