葉山のカラフルカフェ |

こんにちは~青井です。GW最終日ですね!私もここ2日間はのんびりしています。北京からほぼ1年ぶりに長男が一時帰国していたのと神戸からも娘がきていたのとで久しぶりにワイワイがやがやと色々近くにでかけていました。そしてこのGWのNo1の思い出は葉山のカラフルカフェ!この写真は去年の9月のパーティーのものをひっぱってきてしまいました。
”LGBT"フレンドリーな葉山のゆるゆるカフェ

皆さんはLGBTという言葉をご存知ですか?実は私も今回初めてこの言葉を知りました。LGBT=セクシュアル・マイノリティを総称する言葉のひとつでレズビアン(Lesbi an)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bi sexual)、トランスジェンダー(Transgender)、それぞれの頭文字からなる言葉。このカラフルカフェははもともと昨年ひと夏だけのカフェということでNPO法人のグッド・エイジング・エールズが葉山御用邸近くにOPENしたカフェです。それが今年もまたOPENするんです。GWはそのプレで5月4日と5日にOPENしていました。私達は5月4日、ちょうど雨上がりの葉山にでかけたのですが海はもうほんとうにきらきらとして都心から1時間とはおもえないほどのリラックスムードいっぱい。

私達がつくる軽井沢インターナショナルスクール(ISAK)の理事の一人であるまささんがこちらの主要メンバーとして活動するNPO法人グッド・エイジング・エールズは「自分らしく、すてきに齢を重ねていこう。みんなでエールをおくりあいながら」ということでセクシャルマイノリティーの人達に対する知識を広げる活動を様々な形でおこなっているんですね。このカラフルカフェもその活動の一つ。去年も約2ヶ月間週末だけの営業にもかかわらずLTBTの人達はもちろん地元の方たちやストレートの方たちがみんなでワイワイにぎわう大盛況なカフェだったんですって。最後のパーティーの日はあらかじめ色を割り振られてその色の洋服で大集合となったということでトップの集合写真となったようですけど、ほんご文字通りの「カラフルカフェ」

エドワードさんと百合子さんたちも最近葉山に入り浸っていてみんなに「葉山がいい!地元の人も本当にOPNEで雰囲気も食べ物も最高!」行こう、行こう、とずっと誘われていたのですがやっと実現!みんなで住む(?!)という後ろも前も海という絶好のロケーションの土地まですでに探していてくれてました~。ははは。
エドワードさん設計してくれるらしい。。カラフルカフェ自体はなんとSiSがベッドリネンを納めさせていただいたNowhere Resortの葉山の御用邸の真横にある一軒屋から徒歩1分のところ!ご縁にもびっくり
一人ひとりみんなちがうんだなあ、あらためて
みんなで夜は葉山のシチリア料理のピスカリアというとっても素敵なレストランにお邪魔してカラフルカフェに集うみなさんと楽しく食事をしました。たまたま隣がカラフルカフェの発起人のゴンさんとかとも色々話せてすごく楽しかったんです。だいたいゲイの人達って昔からとてもクリエイティブな職業についている人達が多いですけれど、ゴンさんもそんな一人。なんとクールジャーパンにもかかわっていてまたクールジャパンについても熱く語り合ってしまいました。
アメリカンクラブのビュッフェにあったケーキもカラフル!

いま早稲田や慶応などのメジャーな大学にはみんなLGBTのサークルがあって昨年もバスでカラフルカフェに乗りつけたそうですが、輪が広がって大きくなっているときの勢いと自分達こそ最先端という感じがあってストレートの人もLGBTの人も普通にすごく楽しそう。まだまだゲイであるということをカミングアウトすることが難しい職場もたくさんあるなか、カミングアウトしているひともいない人もいるようですけ、ゴンさんに言われてはっとしたのが「ストレートの人達だと結局こうじゃなくちゃいけない、っていう規範の中に自分を当てはめなくちゃとしているから自分らしく生きられなくて可愛そうですよね。もともともう自分達にはその既成概念が壊れているところからスタートしているから、自分達で自分がなんなのか、どうしたいのか全部きめていけるから楽です」といわれたことでした。本当だよなあ・・・私なんてかなりフラットに生きてるほうだと自分ではおもっていたけれどやっぱりも既成概念に結構しばられてるわ、と思った次第です。
娘が去年まで通っていたモンテソリースクールは非常にそういう点リベラルな学校でした。一人5歳のときから性同一障害だと本人がはっきり自覚していたお友達がいて男の子として生まれたのですが髪の毛も長く伸ばし、ドレスをきて見た目は完全に女の子として生活していました。アメリカ人の両親は相当に悩んだ末にそれを受け入れ学校側もそれを受け入れて女の子として育てていく、女の子として女子トイレにもいくし生活する。両親が自費でアメリカから専門家を呼び寄せ学校に通う子供たちとその両親向けにLGBTに関するレクチャーを開いたので私も参加しましたが、本当にLGBTというくくりだけでも実は収まりきらない様々なタイプがあるんですね。オーストラリアが一番すすんでいて公の書類でもすべてMale(男性)、Female(女性) X (それ以外)という選択肢があるそうです。「X」。自分とは何か?というすべての人にとって重要な問いに早くから深く向き合ってきた彼らの言葉には胸がゆさぶられました。
人の痛みがわかるからみんな優しい。自分らしく生きるっていうのは本当にLGBTの人達だけではなくなんて私達一人ひとりにとって大切でそして難しいんでしょうね。。でもそんなみんなを応援するカラフルカフェなんでした。子供たちもなんかいろいろ感じるところがあったみたいです。「よくわかんないけど・・・いいんじゃない?みんな優しいし楽しいもん」ほんとにね。