第35回茶の湯同好会茶会 |

こんにちは、青井です。下書きのままになってしまっていたこちら。。3月のお茶会なのに4月も終わろうとしています。というのも今回のこのテーマは過去に私のブログ上でもっとも物議をかもし出したのでちょっと緊張なんですよね。林屋先生が亭主をされている茶の湯同好会茶会の模様をすこしだけご報告
一応申し添えておきますとご紹介のお伺いはさせていただいているというのと、私がなぜ無粋であるというご意見があるのも重々承知でご紹介するのかは過去の記事に書きましたのでそちらをご参照ください。常に「慣習にとらわれず今日の茶の美術のあり方を徹底して取り組みたい」とされてこの茶会を催されている林屋先生の意向とも違えていないと信じつつ。。。
写真は床に「春」の一文字が・・・。海老原露巌さんはここ1年以上林屋先生のお茶席の書を書かれているそうですが、大変な緊張感だとおっしゃっていました。下には萩焼の「愛蓮」が。三輪華子さん作だそうですが中には金色の花芯。
一番素敵だった水指「白き貝」

10畳の間の床には杉本博司さんの「海」の写真がかかっていました。杉本さんの海の作品はもちろんとっても有名ですけれど今回の海の写真は空と海の境い目がほとんどない非常に静かでゆるゆるとしたものでした。インテリアで海のコーディネートをするならまず7月のサマーハウスなどを考えてしまいますが和の世界での海は春の海なんですね。写真の水指がとっても素敵ですね。。こういう水指があるのですね。長板が切れしまっていますが、村瀬さんのお作。
茶碗が相変わらずものすごく贅沢・・

茶碗がものすごくいつも贅沢な取り合わせですけれど今回もすごいですね。
瀬戸黒筒が鈴木蔵さんお作で焼貫黒が当代樂吉左衛門さんのお作です。。。。
茶杓が合うものがないなあとおもっていたところに当日池田巌さんがお持ちくださったそうでぴったりなものがやってきたとおっしゃっていました。子供と一緒にうかがうといつも「お茶を続けなさい、お茶を続けることで素晴らしい人になれるから。いつも頑張っていらっしゃいね」といつも励ましてくださるわけですけれど、本当にありがたいお話です。実際美術館でみるような代物だったりを自由に取り合わせてそして、それに触れてお茶をいただけたりするわけですから。。。毎回身が引き締まるような緊張感ですけれど本当に贅沢なことです。