リビングでもお茶を・・・ |

こんにちは、青井です。春分ですね、暑さ寒さも彼岸までというのはいまでもやっぱりそうだなあ・・とおもうことが多いのすが本当に今日も春の始まりのような日でした。桜の便りも近そうですね。それでちょっとご紹介が遅くなってしまって実際鉄瓶は冬の物のようなのですが、こちらの鉄瓶と風炉です。

青野正さんという彫刻家は鉄を素材にしてとても普段は大きい作品を作られているということで美ヶ原高原美術館などにも作品が展示されたりしているそうです。

これは昨年千葉のメタルアートミュージアムでの作品の模様。HPからの抜粋によると「作品は,無垢の鉄棒を一本一本熔断し,一本一本積み重ねて制作している。鉄は,地に生まれ,風に飛ばされ,いつしか土へと戻っていく。私は,いつも,この事に魅せられながら制作を続けている。」HPはこちら
普段こういった大きな作品を作られている方がこういった家の中にはいるような小さい作品を作られるというのが面白いということでこちらもいつもながら村瀬治兵衛さんにご紹介いただきました。これを拝見したのが2年ほど前の相模原伊勢丹での村瀬さんの展示会だったとおもうのですが、それから作っていただくのに時間がかかり今年にはいってうちにやってきました。
立礼席でのお茶でもっと気軽に・・・

お茶自体は最近は畳の和室ばかりではなく椅子に腰掛けた形でおこなう立礼席というのもとっても多くなっています。外国人の方のためにと初めは考案されたようですが、実際今の私達の生活自体が椅子での生活様式になっているため日本人であっても正座でいただくというのはとっても特別なことになりつつあるため椅子でのお茶会も多くなっているのでしょうね。リビングでお抹茶を立てて出すという趣向はさっとできたらとっても素敵ですよね。茶かごにセットされたお手前一式も村瀬さんの作品ですけれどこれで簡単にお盆の上でお茶をたてて差し上げることができます。
とはいえ私自身は特別お茶のお手前のためにこちらを購入したわけではなく、意外とリビングでお茶をさしあげているときに冷めてしまうことも多く、指し湯したいときに中座するのも失礼なのでリビングにそのままおいておけるデザインの風炉のようなものはないかなあ・・とおもっていたからでした。
鉄瓶は七つ森工房のもの

今探したら伊勢丹相模原店の写真がでてきました。鉄瓶は福島の七つ森工房のもので3万円ほどです。こちらの少し丸みを帯びているものよりすっとしたもののほうが家の雰囲気にはあうのですっとしたものにしました。実は七つ森工房さんも311で震災に遭われて鋳型がみんな壊れてしまったそうです。それでなかなか納得のいくものが出来上がらずこれほど時間がかかってしまったと。本当に言葉を失ってしまいます。それでもこうして納得のいくものを作っていただき届けていただきました。私もいただいてから毎日焼きをいれて鉄を鍛えていますよ。鉄瓶で沸かしたお湯は女性にもいいので毎日白湯で飲んでいます。風炉はもしかしてこちらのほうがいいかな、今きがつきました。少しこちらのほうが暴れている感じですね。家のほうがおとなしいかな。