芦屋スタイルのあるシェフのイタリアン |

こんにちは、青井です。週末はだいたい芦屋に来ていますが半年たって最近はようやく外食でもしてみようか、という話になり先日母の誕生日だったこともあり食事に行くことに。しかし土地勘がないということはこうも大変なのかと思うほど意外と美味しいお店って探すの大変なんですよね。はじめは雑誌を片手に行ってみたりしたのですが、インテリアや雑貨とちがって今ひとつあたりがないというか。。。なんとなくがっかりする日々が続いていました、そうだ、食べログがあるじゃないか!これほんと絶大なる威力を発揮しています。東京でもよくつかっていますがよく知っている場所だと必ずしも食べログの評価と自分の評価が一致していないこともままあるのですが、知らない土地だと確かにこの食ベログの最大公約数的評価ってほんとたよりになります。
レストランテ ラッフィナート

食べログで4.36という好評価のイタリアン、先週までのイタリアンはややがっかり目だったのでちょっと用心深くでかけてみたのですが、ほんと美味しい!だいたい店内にはいった瞬間からとっても心地良い雰囲気なんですね。HPはこちら


グラスの選び方やスクエアーと白とガラスのスクエアーを基調にしたお皿やその盛りつけにもセンスが光ります。食材も瀬戸内海でとれたシラスだったり鹿児島の野菜だったりととても新鮮でおいしい。前菜がトップのうにと甘い人参のムースにミネストローネスープの2種類、パスタも冷製と温製の2種類、メインはイベルコ豚と和牛にしたのですがもうおなかいっぱい。ただデザートのパンナコッタに添えられていたバニラアイスにいたるまでどのお料理もとっても洗練された味付けで感心してしまいました。家の父も何度も「うん、たいしたもんだ」とうなずいていました。
もっと感心したのが芦屋駅近くにあるバール

食している途中にどうも給仕してくれてる方に見覚えが有るという話になり芦屋駅に気に入ってよく行くバールがあるのですがそこにいる方のような。。と思っていたらやはり系列店だったんですね。レストランのほうはコース料理のみの設定でそれも5000円代からでかなり割安感のある設定なのですが、バールはアラカルトやプリフィックスのランチ、ブレックファーストのほかカウンターでのアルコール類やカフェとしても使えるカジュアルでセンスがいいこちらも別の意味で気持ちがいいお店です。お店の外壁に書かれたニワトリ(?)のイラストも可愛いし、通りに面している下のカフェサイドもパープルがかったフューシャピンクのチェアもいい感じですよね。この内側にアラカルトなど食べられるレストランがあります。


最後にオーナーシェフの小坂さんがご挨拶にきてくださったけどお皿やインテリアも自分で選んでやっています、とおっしゃっていました。コース料理だけでフォーマルな上のレストランとは全く違うコンセプトでバールはアラカルトやカフェラテやアルコール一杯でも朝から夜まで楽しめるカジュアルな空間をつくりたかったんです、ということでしたが、その二つの違ったコンセプトがお料理やメニュー構成はもちろんインテリアや色のコーディネートにも見事に体現されているのが本当にセンスと知性のある人なんだなあ、と感心してしまいました。なかなかショップでもレストランでもこうはいきませんもの。小坂さん自身なんだかキムタクをどうにかしたようなイケメンシェフでしたよ。
結局これを知性と呼ぶのかセンスと呼ぶのかスタイルと呼ぶのか人それぞれですが、人でもインテリアでもレストランでも本でも、その人の独自のスタイルが確固としてあるというのはとても気持良く、増してやそれが自分が共感できたり好きなテイストであれば広い世界で出会えた時とても嬉しいですよね、そんな感じでした。。