立春大吉2012 |

青井です、こんにちは。節分ですね、そして明日が立春で季節を分けるこの日は1年の中でもとても大事な日の一つですね。私は早くも朝から豆まきをすでに済ませてしまいました。年の数だけ豆を食べるのも年々大変(!)になってきますが縁起物なのでね。こちらのオカメさんのお面は通りかかったたねやさんで節分セットとして販売されていたものを思わず購入してしまいました。オカメさんは干菓子でできているそうです(あまり美味しくないので飾っていただいたほうが・・・とお店でいわれました)。
さていよいよ明日2月4日の立春から本格的に2012年もスタートするわけですけれど、皆様一年の計はどうなっていますか?元旦、お正月に一年の計や今年の目標など立てるかたが多いとおもいますが1月もたつとちょっと気が緩んだりしがちなので立春を機にちょっと気持ちを新たにしてみるのもいいかもしれないですね。
宗へん流初釜は素敵でした

この間能の翁のブログで少しご紹介しました鎌倉にあるお茶の宗へん流お家元の初釜のお茶会の模様を。鎌倉にあるこちらのお茶室は止観亭という恵観公という皇子の山荘だったもので桂離宮などと同時代の数寄屋建築を鎌倉に移築したもので通常は非公開の重要文化財だそうです。そしてお茶の世界でも1月の初釜はとても華やかで大事な行事です。私は裏千家ですがこういったお家元の初釜に呼んでいただくというのは初めて。よくわかっていなかったのですが私のお茶の先生に相談すると先生のほうが粗相があってはいけないと慌てていらしたくらいです。
正客泉田和尚との問答も素晴らしかった

濃茶席、点心(軽いお食事)、薄茶席の3部構成ですがお濃茶のお手前をお家元がされてそこでのお茶をいただいた後お正客と亭主(お家元)の問答があるわけですが、不勉強で私はまったく存じ上げていなかった泉田和尚は奈良大宇陀・大徳寺松源院住職でこの世界ではとてもご高名とか。「大徳寺の禅」「無へ 禅・美・茶の心」などを執筆されお寺ではすべて自分でなさって生活されているという方(by私のお茶の先生)。そんな事は後から伺って知った事なのですがご本人はただただいたって自然体でゆったりされていてこういってはなんですが可愛らしいくらいなのです。それでいてなんだか拝みたくなるようなオーラが。各流派のお手前の所作に関する問答や南禅寺との歴史的つながりに対する問答など、色々な歴史の上にこのお茶会もあるんだなあと実感させられ感激しました。
友人でもあるお家元夫人の理絵さんのお計らいで私たちの席はこれからの鎌倉を世界の鎌倉に(世界遺産や観光都市として)ということで黒岩知事や地元の企業の方、お家元が好きな現代アートを扱う画廊の方、ラグジュアリーのツアーの企画をする方、レポーターなどで報道関係の方などとご一緒でした。
私たちの全寮制の軽井沢インターナショナルスクールにも泉田和尚も「国や宗教を超えて全寮制で子供たちが過ごすというのはすごい効果でしょうね」と話かけてきてくださいました。本当にこういう方ってなんて心が自由でオープンで自然なんでしょうね。ご縁があって鎌倉で土地がみつからないかと探していたこともありもし鎌倉でできていたらそれはそれで素晴らしかっただろうなあ。。とまた改めて思いました。黒岩知事も同じように鎌倉で学んでもらった生徒に故国に鎌倉と日本が好きになってかえってほしいというお話もされていました。
鶴岡八幡宮のボタン

お茶席の床の間にも現代アートが飾られて新しいものと古いものが共に引き立てあっていた空間。インドネシアだったかのシャーマンの羽も床の間に飾られていて文化も融合していきます。そんな中「おもてなし」は日本が世界に誇る、そして世界の人々にも日本の若い人たちにも知られていない素晴らしい文化ですね。どうにかもっと広げていけないものか、と考えさせられました。このままではあまりにまたもったいないのです。

ボタンがちょうど見頃で絢爛豪華に咲き誇っていました。実は私の一年の計の一つが今年は一人で着物がきられるようになる、ということでしたが実はすでに実現してしまいました!私の先生の初釜では帯だけ結べず現場で先輩方に結んでもらったのですが、今回は特訓してちゃんと自分で着ていきました!以前着付けをならっていたのですがもう10年以上前のことですっかり忘れていましたがなんとかインターネットで3分でできる帯とかをみてがんばりました。先生には「え〜お家元の初釜に自分で着付けていっちゃうなんて」と絶句されてしまいましたが私的には大満足!牡丹園では知らないおばさまがた皆様に「綺麗ね〜(着物が)」と皆さんにほめられましたもの(笑)多少変なところもあっただろうし先生のご心配されてた粗相も有ったに違いないのですが、それにも増して本当に楽しかったんです。もっとご紹介できればいいのですが
少し伝わりましたでしょうか?理絵さんを中心にこの「おもてなし」のエッセンスを伝える講座を宗へん流ではいま編集中ということです。夏に私もアメリカ人の先生とフランス人の真矢さんと一緒に参加させてもらいましたが、お二人とも深く感動されていました。こういった新しい試みにも注目ですね。
もう一つの計はヨガのインストラクターの資格をとってみようかな。。とおもい先週末イントロダクションコースに初参加してきました。2日間丸々ヨガ三昧でした。こちらもまたご紹介しますけれどアヌサラヨガというアメリカ人のジョンフレンドが創始者で西洋的解剖学ととマントラ哲学を融合させたハタヨガの一派です。まだできて15年ですがアメリカを中心にすでに世界中に10万人以上の生徒がいるというものです。さてこちらはどうなることやら。時間とのせめぎ合いになりそう。
まだ1年ははじまったばかりですから