SAVE 南相馬プロジェクトチャリティーイベント |

こんにちは、青井です。師走ってやっぱり気忙しいでけれどここは落ち着いて一つ一つ丁寧に行きたいところですね。先週「SAVE MINAMISOMA PROJECT(SAVE 南相馬 プロジェクト)」のチャリティーディナーがあり参加させていただきました。SAVE MINAMISOMA PROJECTは、2011年3月11日の東日本大震災、津波、福島第一原発事故による放射能汚染の3大被害を受けた南相馬市民の皆様に、定期的に生鮮食品や安全な飲料水などの支援物資を直接運ぶ活動をしていて、友人であるAugustが発起人です。
今年の3・11の大震災ですべての日本人がなんらかのチャリティーやボランティアに関わったある意味「ボランティア元年」だったのではないでしょうか。みんながなんとか誰かの少しでも力になりたい、なにかしたいと心から思い行動した年だったと思います。欧米に比べ寄付やボランティアがあまり根付かないといわれていた日本ですけれど根底から私達の価値観が揺さぶられ再び絆をもとめてみんなが立ち上がりました。

そんな中私が心から尊敬しているのがAugustです。もともとは子供の学校が一緒で私はAugustの奥さんとママ友という関係で彼を知りました。。もともとMr.パーフェクトな彼は徹底した予防医学と栄養学に基づいた健康と美容に関するビジネスをしていて、無添加・無農薬はもちろんのこと体に悪いものは絶対一切含まない健康サプリメントの会社を経営していて、普段その友人からきく普段の食事においての食材選びの徹底振りやケミカルなことは一切しない主義なのにその見た目が実際の50歳になろうとしているのに30代に見える本人の超人さに感嘆し、血液検査の結果を持って彼に健康相談、美容相談をするママ友たちが引きも切らないという状態。家に遊びにいくとぶくぶく泡がたっているボトルの中でハーブ水を精製していたり、手作りの歯磨き粉を家族にそれぞれの好みのテイストでつくっていたりとその徹底振りには毎回驚かされていました。
それ以前にもSecondHarvestの活動に毎週末参加していたり、Room to Readという活動を通じてアジアやアフリカにここ数年学校をいくつか建てているというのはきいていたのですが、もともと彼のお母様が福島出身ということもあって震災の後の彼の行動は迅速でした。
FACEBOOKと地元のラジオ局
南相馬は福島原発の避難地域に指定されていないために住民の多くは避難することもできず(避難のための補助金等が一切でない)、それでいて放射能汚染値が高かったため外部からのボランティアなどの支援もあまり得ることができず住民の方たちは目に見える甚大な被害がありクローズアップされる被災地とはまたちがった形の苦しい生活を余儀なくされてしまっているということした。災害発生当初数ヶ月はどこで誰が何を必要なのかという情報も錯綜するなか、FACEBOOKでボランティアを呼びかけ地元のラジオ局と連携して週末に2t車を借り手自ら運転し南相馬に救援物資を送り届け始めたということです。そして2週間ごとに2Tトラックで救援物資を送るという行為は今でもずっと続いています。会社の売り上げの数%を南相馬の寄付にあてその他物資を企業や個人から集め、会費3000円のパーティーを毎月行ったりとさまざま手立てを高じて支援をつづけています。
朝7時には数百人が長蛇の列をなし並ぶなか途中で救援物資を配り終えてしまい何ももらえず帰っていく人達がいるという話や見捨てられたように感じていたけどこうして自分達のために救援物資をもってきてくれるひとがいるということで涙を流すおばあさんの話など淡々と語られる話には、みんななにかできることを・・と思わずにはいられません。SiSも3月にホテル用にシーツが80枚ほど倉庫にあったのですが、シーツを必要としているひとはいるだろうと想像はできるのですが、洋服や食料や毛布と違いシーツは実際の被災地での受入先や運んでくれる団体がなかなかみつかりませんでした。そこでAugustに相談するとそれはSeoncHarvestの食料を運ぶ車ではあったのですが引き取り先を探してくれて福島まで運んでくれた経緯もあり私も大変助かりました。
何かしたくてもどうしていいのかわからない、そんな状況の中インターネット、FACEBOOK,ラジオ局と新旧ネットワークを総動員して必要なものを必要な人に届ける行動をし、継続して活動している。そしてそれが別にだれに恩着せがましいわけでもなく、仕事も猛烈に忙しいなか睡眠時間を削りながら淡々と明るくエネルギッシュにこなしている彼とその仲間達の姿に感動しました。

しかし彼の奥さん、つまり私のママ友も本当にすごい人でViviなどの元モデルという経歴に似合わず(?)ものすごい肝っ玉の美女です。5人の子供を育てあげ朝2時とか3時におきて南相馬に彼が行く日には30人分のお弁当をつくるという。。こういう活動は他人には言わない苦労もたくさんあるのでしょうけれど、パーティーではとってもビューティフルなお2人。みんなが参加したくなるようなボランティアでありパーティーであったのでした。Augustや彼らのように行動するのはなかなかままならないけれどできる限り協力したい、と思いました
ブログに載せる写真あんまりないので上の写真は「SAVE南相馬プロジェクト」のHPからコピーしてきてしまいました。もしお近くで参加したいというかたがいらしたら是非HPもみてみてください!
おまけパーティー着ていった洋服

少しカジュアルに楽しくしたかったのでエルバスが描いたお茶目なタンクトップに3倍幅ぐらいはありそうなロングスカートで行きました。