軽井沢インターナショナルスクールのサマー無事終了!(後編) |

こんにちは、青井です。お盆にはいってただでさえ最近なんとなくすいている東京は更に人口が減ってるみたい。さっさとこちらのサマースクールの話を終わらせないとインテリアにいけないのでさくっと行きます。
そしてISAKのサマースクールのもう一つの目玉はシアター(ドラマ)のクラス。午後の数時間を使って全員参加のドラマの授業。もしここに有名人でだあったら?というお題をパントマイムしたりスモールグループでのレッスンがあったりと色々だったらしいが私が見学したのはサマーキャンプ前に渡されていた3人の役柄のスキットがいくつかに別れて展開しているドラマでそのスキット毎にやりたい子供達が立候補して読み合わせるというもの
頑張れ日本!頑張れ男子!

これがね・・・本当にある意味象徴的でした。暗記してるわけではないので台本を読み合わせていくのですが、そもそもサマーキャンプの初日から発言は圧倒的に女の子が多い。中学生の成熟度を考えれば当然なのだけれど女の子の方が大人っぽいし全般的にいえばしっかりしている。男の子はなんとなく押されがちなんですすよね。さらに言えば日本人がやはり参加態度が全般的におとなしいイメージ。日本人参加者は①海外の学校に普段通ってる子達、②インターに通う子供達、③三帰国子女組、④日本の学校に通いながら英語も頑張ってる子供達という区分けだったのですが、①②はすくなくても英語にはまったく問題がグループで日本の学校より遥かにプレゼン慣れもしている子供たちなのですがやはりこういった大勢の前でドラマを演じるということが恥ずかしいのか手の上げ方も少なめだし、声も小さめ。海外組でも東アジアには同じ傾向がややみられたけどインドやフィリピンやタイなど他のアジア勢はこういったことに照れもあまりなく楽しめてる。
他のファウンダーの見学者達も「う~ん・・ほんとこれって社会に出てからも同じ構図だよね。。でも社会人でいきなりこれをやれっていわれてもできないわけだから今のうちにこうやって場数を踏ませて訓練しないと」というコメントが聞かれましたが本当にそのとおり。キャンプ後の反省会で発声のクラスも別にもったほうがいいというような話もでていましたが、ドラマは日本人は必須。総合芸術でもあるわけだし、イギリスでドラマが必須科目になっているというように絶対やったほうがいいとおもいました。ISAKでは多分必須科目です。
英語はもはやツールでもなくインフラ

そして自分の事と私たちの世代のことは棚に上げていえば英語はすでにツール以前のインフラと同義。ただのこういったドラマでも英語で堂々と話す自信がなければ、台本がある読み合わせですら参加もより難しくなる。
そもそもこれが国際社会の縮図だとすれば今後経済成長がほとんど望めない日本はこういった国の人達と共栄共存していかなければならず、ここでできないことが大人になって実社会できるわけもない。10年後のGDPは日本はほぼ横ばいなのに中国インドはもうアメリカに迫るか追い越す勢いでそんななかこも子供たちの世代は自分たちの利益を交渉してこなくては生存が危ういわけで。
ほかのクラスでインターナショナルネゴシエーション(国際交渉)というのがあって「捕鯨問題」に関してそれぞれの子供たちが自国とは関係なく6ヶ国に別れてそれぞれの立場をリサーチして国際条約を結ぶおいうのがあったのだけれどUS,オーストラリアは反対国、日本とロシアは賛成国、中立国としてメキシコとあとどこか1国があって200海里問題や、文化、経済などいろいろな国の固有の問題をリサーチして交渉にはいっていたけれど英語はもうインフラとして整備されているのが大前提。
ほんと日本の学校って自国のアイデンティティーがという話があって小学校からの英語導入に消極的だったりしますけど、そんなことを言ってる場合ではすでにないというのがこういったクラスを見ていての私の実感
そうはいっても大成功!

週末にはファウンダーとその候補の方達と軽井沢の本番の学校予定地を視察にいったり、子供たちもBBQや
流しそうめんを楽しんだり多いにもりあがり、キャンプ最終日のラップアップでは生徒たちはみんな泣いていました。一人一人コメントを聴きながら13日間という短いキャンプの中で子供たちはなんて成長できる可能性があるのだろうと感動しました。こうやって小さい時から「同じ窯の飲めしを食べ」寝食を共にして学ぶ事で違いよりも同じ人間としてのつながりや軸足をしっかりもちながらも多様な文化や国を受け入れて共存できる社会はできるんだ、とある意味確信できました。Dave自身も涙をうかげていたし、スタッフひとりひとりのコメントも感動的でした。その一人のこめんとに「すべての子供達の中に’可能性’と’美しさ(Beauty)’をみた」というのがあったのですが、私も全く同感でした。
出井さんや小谷真生子さんも応援に!

週末のBBQと見学ではソニーの元CEOでアドバイザーの出井さんもきてくださり、乾杯の音戸を。
小谷さんもプロジェクトを応援してくださっていますが、今回初めて私はお目にかかりました。
彼女自身オーストラリアの帰国子女で本当に短い時間で要点を把握されるし気遣いも素晴らしい、人気の秘密がよくわかりました。流しそうめんのときおわんがなかった私に、「これどうぞ^、美味しいわよ」といいながらおはしで食べさせてくれたりしてた。。ほんといい方でした。。