日米豪邸対決 |
築約100年のイタリア風ビラは門でピンポンしてからこの小高い山の腕まで5km、車でも10分はかかる。太い樹木が生い茂る山道を車ではしっていると高尾山かいろは坂かと錯覚するほど。いったいいつになったらお家に付くんでしょう・・と不安になるころにようやくこのビラが現れる。土地にして3万坪、周りはアメリカの成功した人がみんなすみたいという超高級エリアに浮世離れしたこのお屋敷が現れました。
お家の玄関・・・
玄関まではイタリアンですね。いったいお部屋がいくつあるのかはこの後案内していただくものの最後にはよくわからなくなってしまいました。リビングダイニングはもちろんコンサートなどを催すホール、書斎、図書館、地価にある禁酒時代の隠しバー、ワインセラーなどなど。
ピンクのゲストルーム
これゲストルーム。。。すごい広いです。ゲストルームももちろんいくつかあったけど全てバストイレ付。
お部屋はブリティッシュ風なんですよね。初めの建築主がイギリス人だったかららしいです。
ダイニング
踊り場のちょっとした(?)スペース
もうこのあたりでびっくりするのにも疲れてしまいました。
アメリカンドリームを体現した日本人の方のお家だけれど、持ち主としては3代目らしい。そして多彩な趣味人でもある彼はここの敷地でワイン用のブドウ畑をもちワインをつくり、たくさん植えてあるラベンダーでは精油を、そしてハチミツまで自家製にしている。ちなみに今も現役の企業家でもある。この建物の外壁の石は近郊で取れる岩を12cmの厚さにスライスしてタイル状にしているらしいが、修繕用に大きな円盤カッターを借りてきて自分で切り出したりもしているとうから驚きだ・・
ご自慢のブドウ畑
来週収穫というブドウ達。シカよけになんと電流がながれている網が柵になっている。食べると甘い~!でもまだワインとしては糖度がたりなくて後1週間くらいはまたないと駄目らしい。半日あれば友人達4^5人で広いブトウ畑の収穫が終わってしまうらしい・・
庭 = 小山?
庭っていうか散歩道みたいにつながる敷地はプールも3つくらいあったし一つは水抜きされて野外劇場としてつかうらしく、シェイクスピアとか?上演されてしまうらしい。。庭師とかそういった方達が常時6人くらいいるとか。。それはこれだけひろければメンテに膨大な時間と費用がかかるにちがいない。。
ライフスタイル・・
ゴージャスな上のお部屋ももちろん素敵なんですが私はブレックファーストルームと呼ばれていたガラス張りになった温室のような暖炉のある明るい小さいお部屋や下の写真のナチュラルなバルコニーとかがすきでした。そして庭に咲いている紫陽花とラベンダーが今切り取られたばかりという風情で飾られています。船が趣味で週末は船にいることも多いそうで来年は船での世界一周旅行を最低2年かけて敢行される予定という。。
ある意味まったくライフスタイルが違いすぎて想像もできない人生ですね。。。。成功という定義も国によってまったく違う。1日敷地をみてまわるのにかかってしまいましたが、とても面白い体験でした。
おまけ
対する最近うかがった私が見た過去最高にすごい「日本のお家」。。
本当にこれにもド肝を抜かれました。東京から程近い歴史的街の一級地に建つ5000坪のお家・・・。お庭は1000年近く前の鍛冶場をそのままいかし、お家は世界的有名な建築家による建物で玄関だけで100人くらいで講演ができるんじゃないかというスペース。敷地内の敷石は中国の唐の時代のタイル、壁はイタリアからきりだしてきた石を加工して運ばせたもの、職人も現地から呼び寄せつくらせたお風呂、東大寺の宮大工た建てた和室・・・。歴史とモダンが敷地レベルで融合したそれは見事なお家でした。ほんと個人のお家でこれほどのものを日本でみたのは初めてでした。
スケールの大きいお家の日米対決でした。。