TASIS スイスのアメリカンスクールのサマーキャンプ |
ミラノ空港が一番近い国際空港というLugano。イタリア国境から1時間ということもあって公用区はイタリア語。大きな美しいルガーノ湖に望むヨーロッパでも有名なリゾート地らしいがまったく知らなかった。ただスイスにあるTASISというアメリカンスクールのサマーキャンプに子供を送ってくるために着ただけでホテルもそこから一番近いホテルを取っただけ、地図もガイドブックもなにももたずにやってきた。
ストックホルムから来る同じ水に囲まれた都とはいえまったく趣も空気感もちがう。スイスというよりは80%くらいイタリアだとおもうけれど空気も北欧よりはずんと重さも増しこれは朝の写真なので人影もまばらだけれど日中はバケーションに来ている人たちで賑わい夏のバカンス気分もただよう。この街は湖を見下ろすように傾斜に街が広がるがTASISはその中腹にある。
TASISの創設者 Ms Chist Fleming女史
軽井沢にインターナショナルスクールをつくっているけれど実はこのTASISがその設立の遠縁にある。というのもこのMary Crist Fleming女史はアメリカ人で今でこそ名門のTASISを数十年前にここスイスに20代のころ資金集めなど当時自分の子供3人を含め10人の子供達を集め相当に苦労して作ったと聞く。そして彼女の90歳のお誕生日を2000年に当時のファウンダー、1期生~現在の在校生まで500人を集めておこなわれたらしいのだが、その記念写真は1列目の真ん中に彼女がそのまわりにもうおじいちゃんになってしまった出資者(ファウンダー)2列目から一期生~現在の学校生徒までが順に並んだ写真だったのだが、その写真があまりに素敵である意味人として最も幸福な形かもしれない関わりに思えたということでいまの軽井沢インターナショナルスクールのプロジェクトの始まった一つのご縁でもある。
というわけで一回そんな幸せな生涯を送ったMaryさんの学校をみたかったこともあって今年は子供を送り込んでみました。6歳~10歳のレンジでヨーロッパを中心に世界中から80名のキャンパーが参加。そしてなんと先生(大学生のボランティアを含む大人の世話人)が50人もいる。みんなおそろいの赤いTシャツとポロシャツは支給されている。この子供と先生の割合1:2って通常考えられないほど恵まれた比率。
一歩踏み入れたら・・アメリカンだった・
Luganoの街もおもいきりヨーロッパだったし1週間ヨーロッパにいたのでもちろんヨーロッパ的雰囲気を想像していたのだけれど一歩学校にふみいれるとそこはものすごくアメリカン!だった。Hi~Welcom to TASIS!!って全員満面の笑み。ほんとアメリカンスクールって世界中どこにいってもアメリカンスクールなのね。。行きなれない外国にいってマックをみてほっとするやらがっかりするやら・・ちょっとそんな感じにも似た複雑な気分でした。でもとりあえず子供にとってはこれは安心材料ですね。聞けばなんと先生達はアメリカやカナダから来ている人がほとんどらしい。。どうりで。。
受付を済ませ代表のお年を召した女性の方にご挨拶をして順次パスポートをあずかってもらったりナースにあったり担当のカウンセラーの女の子に紹介してもらったり施設を案内してもらったりとすすむ。校舎ややっぱりとっても可愛いし当然ながら校庭も広々。集合時間が10時~4時なので早くついた子達はすでにプールで泳いだりもしている。
寮もコージーに可愛くできています
寮も可愛くできていて2Fには4人部屋で2段ベッドが2つづつはいっている。机もそれぞれに1つづつ。全てに部屋のお友達は国籍が違うようにくみあわせているとか。ちなみにここはスペイン、イタリア、日本、パキスタンでした。早いもの順で好きなベッドを選べたりするのでやっぱり早めに来て正解だったみたい。
学食は3食ここで
食事はビュッフェ形式で3食ここでするらしい。私もランチをいただきました。まあまあですね。朝は自由に座ってよくてランチは色々な生徒がしゃべれるように学校で席をその日によって指定して、夜はファミリー形式で寮お誕生日席がカウンセラーに真ん中に子供達が座るらしい。ランチのときにアメリカで小学校のアートの先生をしているというカウンセラーの人とアメリカの大学生のカウンセラーと放したけれどPart1とPart2で7週間のキャンプでアートの先生は今年参加4年目だそう。創始者のMary Crist Fleming女史は2年前に他界されているがこのアートの先生はご本人にあったことがあるそう。それは教育の情熱に溢れた素晴らしい人だった、だれもが彼女に魅了されたわ、とはなしていました。
お勉強部屋の一つですね。そしてなんと驚いたことにヨーロッパからきているというのにこの年齢の参加者の
50%が英語がしゃべれないので3レベルに合わせて英語のクラスをするという。もちろんお勉強だけではなくスポーツやキャンプなどのファンイベントも盛りだくさん。そうなんだ。。じゃあいつからヨーロッパ人は大体英語しゃべれるようになるんだろう?ドイツで友達にきいてみたら、大人になるまでには言語がにているから習えばみんな大体できるようになってるらしい。。そうなんだ。。いいな。ドイツでもちょっと滞在させてもらっている間学校にちょっといかせてもらったみたいだけれど、25名のクラスのうち7名しか英語今の段階ではできないらしいのでお友達が通訳にはいってくれたりしたいまたいだが。
帰リ道
一応なんとなく全部みてカウンセラーもアメリカンな明るい感じだし、英語もインターにいってる子供はまったく問題ないみたいだし、子供も落ち着いたのでちょっと4週間長くて心配だったりもするのだけれどもホテルまでとりあえず10分ほど歩いて帰る事に。学校のすぐ隣の教会。。なんかイタリアですよね。。
このホテルもイタリアンですよね。。5つ星とっても素敵なホテルだったけどインターネットはぶちぶちきれる。やっぱりイタリアっぽいよな。とおもいドイツ、スウエーデンとくらべインフラ面では相当イライラさせられました。
しかしホテルのビューはこんなに素敵。午後は半日ここでワインでも飲みながらぼーとしてられそう。
結構そういう人たちが夕方くらいから集まってきていましたね。
朝食のビュッフェもストックホルムの4つ星にもかかわらずまるでビジネスホテルのようだったビュッフェとは大違いの素敵な朝食だったし。。給仕もある意味よく言えばサービス満天、まあ無駄ともいえるようなところもいっぱい。イタリアっぽい。とまたおもいました。しかしストックホルムではこれはあまりにむなしい・・・とおもっていたのでちょっとその過剰サービスもうれしかった。
今回ドイツ、スウェーデン、イタリア(スイス)って行きましたけれど個人的感想では、必要十分なものがミニマムにまるで俳句のように整然としている仙人の国のようなスウエーデンに、インフラが整備されていて能率的なのは同じなんだけれどそれに人種にある種の絶対エネルギー量の高さを感じるドイツ、この2国は複数のことを同時に能率よくできるゲルマン民族の国。そしてイタリアにはいりラテンになった途端複数のことはできない、というか1つのことだけに情熱を注げる才能をもった人たちがくらし、その1つのこととは恋かファッションか
食事というアモーレな国。 どこが好きかは本当に好みですね。。
面白かったです。。今月末再びLuganoから今度はMilanoにいってきます。迎えにですけど。。最後の晩餐を見るためにネットで予約をいれようとしたらもう3ヶ月先までいっぱい。でも旅行会社のネットを通したらあっさり取れたけど。もう旅行会社とかが押さえてしまっているんでしょうね。