2010年 迎春のために・・ |
いよいよ2009年も残すところあと数時間ですね。ほんと今年はどうしたことか紅白歌合戦までみてしまいそうな勢いで東京にいます。そうなるとやっぱりちょっとはお正月のしつらえもしたくなりますよね。
お供え餅は村瀬さんのところのヒノキでできているものを去年から引き続き飾りました。裏白を添えて。本式には昆布や干し柿、海老などが飾られていますよね。喜ぶ(昆布)とか海老(腰がまがるまで長寿)裏白(代々の繁栄)とかの意味があるそうですね。上に載せるのはみかんではなく橙(ダイダイ)、普通かんきつ類はご存知のようにオレンジ色に熟したら実は落ちるものですが橙はなんと一回赤くなっても実が落ちずにもう一回緑になって木に残っているとか・・なので代々の家の繁栄とかを祈って橙をかざるんですって。そしてお正月にはその年の年神様がおうちにくるそうなんですが神様はお供え餅の中(?)でお休みするんですって。だから御餅がないと神様がおりてこられないので飾らないとね!とこの間おしえてもらった。。そうなんだ。。。
後ろの柳に紅白のお餅が飾られているのは京都とかのはもっと小さい御餅に紅が薄いようでハンナリと上品なのですが私がみつけたのは多分中国製ぽいちょっと御餅が大ぶりなもの。でも可愛いですよね。よく商店街でプラスチックのものが大量に飾られていますよね、本物はこれなんだ~と私も初めてみたとき思いました(笑)
千手仏ゆず
これは巨大なゆず!なんです。びっくりですね。本来のゆずより南国系の甘い匂いがします。玄関に飾っているのでとってもいいにおいです。冬至の日にゆず湯にはいると風邪をひかないというのもありますが黄色には陰陽五行でもこの時期の黄色はとってもパワーがあるらしいです。
金柑も黄色
そんなわけで今年は勢いがあまってしまい(?)金柑のシロップ漬けをつくってしまいました。1㌔ぐらいつくって瓶に小分けしてお世話になった方に宝船と一緒にお渡ししました。金柑はビタミンCも豊富ですし喉にもいいですよね。やっぱり黄色パワー。金柑が煮ている間に破裂しないように針山みたいので無数に穴をあけるのがちょっと手間なのですが後は驚くほど簡単に美味しくできます!でも自分用には2つしか残らなかったですが。
かまぼこまで用意!
たまたま鎌倉にいく用事があって駅のそばにある有名なかまぼこやさん(井上さん)ですごく混んでいるのをみて梅花はんぺんとかまぼこ、だし巻き玉子、2色玉子などをつい購入。生まれて初めてかもしれない、お正月にこういうの買ったの。買ってくる早々食べていますけど。
実はかまぼこってそんなに好きではないので?な感じだったんですけど玉子のほうはとっても美味しかった。結構甘めなんですけどしっかり白身魚のすり身がはいっているかんじであっという間にお正月前に半分は消えた。
来年の干支の虎の御箸置
毎年ご主人が製作していただいている干支のお箸置。パッケージも全部手作り。毎年の楽しみです。
1枚の和紙で作った美しいご祝儀袋
折り方という日本伝統文化はご存知ですか?一枚の和紙をまったく切ったりせずに様々な形に折いろいろなものを包む文化。武士の伝統文化で今にのこっているのはご祝儀袋が一番わかりやすいとおもう。この鶴のぽち袋も1枚の和紙で折りました。お年玉をいれたりその他ちょっとしたお礼をつつんだりするのにとっても気が利いていて先方にもとても喜ばれる。ちょっと習っていたのですがもう奥がとても深くなかなか学ぶのも難しいがお年玉について以前教えていただいたのは昔はお年玉は子供だけではなく大人ももらっていたということ。それもお金ではなく昔は御餅だったんですって。お米、御餅は昔はとても高価なもので普通の人はなかなか口にいれることができなかったんですがその年の年神様にお正月には御餅をお供えしてそしてその御餅を家長から一家全員にこの一年を生きる糧として御餅を配ったのがお年玉の始まりなんだとか。。。命をもらう、そんな意味があったそうです。色々なそんなこんかが今は形を変えて残っているんですね。。。深い意味がわからなくてもちょっと生活に取り入れてみると意外と昔の智恵ってすごいな、っていうのもありますよね。。。
それでは皆様良いお年をお迎えください・・・