Satnta Barbara ランドスケープが素晴らしい |

所要で抜けるような青空のSanta Barbaraに来ています。いうとたいてい驚かれるけれども私は実はアメリカ本土ってほとんどいったことがなくて20年近く前にデンバーにガーデニングのクラスをとりに2週間いったことがあるだけ。カルフォルニアも初めてきました。まったく興味が沸かなくて。。。ハワイとかも決して好きじゃないしどんなところか想像できるしとおもっていました。案の定つくともう同じm単位をつかっているとは思えないような道もだだっ広いしフラットだしやっぱりねえ。。と思っいましたが今回友達の友達のお母さん(すっごい遠い繋がり!)の家に友達と3人で宿泊させてもらっているのですがそこがとっても素敵。ある意味アメリカのすごさを再認識しました~

Santa Barbaraのプールつきの大豪邸とはきいていたけどちょっと「大豪邸」というのとはちょっとニュアンスが違うかもしれない。3エーカーの敷地は丘の上の傾斜地2F建てだけれど、いちいち部屋が大きいので建物自体は見てのとおりとてもフラットなイメージで家の中はいたってシンプルで機能的にしあがっている。ただ何がすばらしいって庭と呼ぶにはあまりに広い広大な景色。
暮れなずむ空と海が混じりあう

Santa Barbaraは有数の高級住宅街のときいたけれども小高い丘のアウトサイドリビングのソファーに腰掛け庭から遠く眼下に望む海はいつまでみていても見飽きない。特に朝日が昇るころとこの夕日のころの空に色は息を呑むほど美しい。よくみてもらうとわかるけれども自然のままなら平坦に下っていく傾斜地に絶妙に糸杉のようにとても高い木を配置していってる。その邪魔がまたよりいっそう広さを感じさせる。つまり何もないだだっ広い部屋よりソファーなど家具を配置したほうが実際の距離がわかってより広くかんじるというあの心理と同じだとおもうけれども。そう、このお宅の一番のすばらしさは多分建築家がランドスケープ(ガーデングというにはあまに広い)まで多分同時にやったのだろうとおもわれるその構成、フレーミングが実に素敵なんです。
建物の面からだんだん畑のように複層的に続く庭

お花はラベンダーやワイルドアップルなどの暴れ感のあるものでフレーミングしている。建物の1つ低いところは幾何学的模様になった背の低いグリーンだけの花壇、そして次の段はいく種類ものラベンダーがさきみだれていてなんと!ハミングバードがその蜜をすって羽ばたいている!それもすずめ並みにたくさんいる。え~、ハミングバードって5cmくらいなんだ、そしてほんとうにヘリコプターみたいに高速で羽ばたき空中で停止している。100羽はいるわよ、なにがめずらしいの?といわれたけど、え~、みたことなかったです。ここは楽園?遠くからようやくとれた写真がこれ。まあ裏は山で鹿や熊やコヨーテもたまには庭に来るらしい(!)から。


鳥好きの私は本当に大興奮でした。すごい高速で羽を羽ばたかせ空中に停止しているその愛らしい姿に目が釘づけ。どうやってあんな器用に食事ができるんだろう。
同じ階に外にはBBQガーデンも

こんな素敵なグリル付のアウトドアダイニングっていいでしょうね~、炭が炎上することもないし。。。この続きはプールもあった
そしてさらに下の階層には乾いた赤茶けたロックとバラ園が。。

お部屋中には色とりどりのバラを飾って迎えてくれた。なんとそれが全部自分のおうちで咲いているなんてなんてすごいんだろう。。。聞いてはいたけれど本当にカルフォルニアの人たちの生活にはオーガニックやロハスな生活が浸透定着していうのがよくわかった。豆乳にフルーツ、シリアルが朝食だし野菜は土曜日のファーマーズマーケットに飼いにでかかけ夕食は外でガーリックと塩で味付けした野菜を焼いたものに豆腐を焼いたもの。彼女はベジタリアンだから徹底しているようだけど私でもここまではできませんっていうくらいヘルシー嗜好。大体そういう生活がサステーナブルなぐらい値段も安いし種類も多い!
一段高い裏庭には果樹園が・・

設計した人のくすりとした楽しそうな笑いが聞こえるような裏庭はレモンがたわわに実る果樹園。夏にはモモもなったらしい。オレンジジュースをつくるためにオレンジを今度植えなくちゃ、といっていたけれども。設計のときにここにはレモン畑、ここはモモの小道・・・らららん~ていう感じでしょうね~。楽しい!
ちゃんとフォーカルポイントには高い木が

ガレージから玄関にかけてのフォーカルポイントにはここにもちゃんと高い樹が配置されている。日本ってガーデニングまで予算を取っている人もなかなかいないけれども設計の段階からきちんとランドスケープもいったいになったおうちっていうのは場所&金銭的にもとってもまれなことだとおもう。でもこうやってなにか自然も庭じゃなくてランドスケープという日本人から見ると巨大なスケールで手が加えてあるというのもとっても面白いと思った。箱庭的に写しとったりするとのもまったくの手付かずの自然というのでもガーデニングでもないランドスケープ。私はやっぱりなんにしても作り手の意図が明確に感じられる作品が好きです。読み解くのが楽しいような。
ぜんぜん観光してないですけど市役所

なんてきれいな市役所。働いてみたい。CitiHallって市役所ですよね?
すっご~く古い教会って紹介されたけど

1700年代前半にたてられたすっごい~古い教会なの!と紹介されたけど1700年代ってそんなに言うほど日本人には古くない。そうだよね、アメリカはそれ以前はないんだものね。やっぱりアメリカって・・・・これは結婚式のリハーサルでした。
<b>ハロウィンはあまりみかけないけれど

ハロウィンはあまりなぜか街でみかけませんでした。むしろ港区のほうがにぎやか。でもメキシカンレストランはおいしかったです。なにがってライスプディングが特に。お店の名前はEl Paseoです~
みんなとってもフレンドリーだし気候も海も開放的な雰囲気。大きさも格別だから大味かと思えばなにかとてつもなく大きくランドスケープしてみたり、本当に一時代前のアメリカではないにしてもその底力というか一人一人の生活の豊かさはやはり相当なものだと改めて感心してしまいました。