ウィーン舞踏会 in Japan |
今週末オーストリア大使館が主催で日本初のウィーン舞踏会2009が恵比寿のウェスティンホテルで開催されました。それもデビュタントの舞踏会!デビュタントといえば欧米では社交界にデビューする厳しい審査をクリアーした欧米で社交界にデビューする18歳から20歳の厳しい条件をクリアした良家の令嬢のことをいう、とのことで私もデビューしました!なわけはあるわけもなく会場のお花のコーディネーションのお手伝いに行ってまいりました。パーティーは夕方6時だったのですが私は朝9時入りで5時までに一旦終了、その後の撤去のお手伝いはしなかったのですが撤去は2時AMからでした、そう完全裏方です。なのでイベントはちょっとリハーサルとかをかいまみただけですが、ちょっとレポートしておきます。 トップ写真はオーストリアで今でも絶大な人気を誇るシシーの愛称で親しまれている美貌のエリザベート皇后の有名な肖像画にバラを豪華絢爛に飾った様子
私もバラのコンポートを製作
左右対称、もうこれはこういったフォーマルな場では品格を出す上では絶対条件ですね。とにかくピンク、ホワイト系の薔薇をたくさんつかってゴージャスに華やかに仕上げてください(それもわかりやすく)、との指示でSIAのクリスタルのキャンドルホルダーにオアシスを4箇所とめて通常この大きさのものに使用する倍の薔薇をいれました。通常葉で隙間を埋めるとこもを薔薇でうめていくという贅沢さ。多分1つのスタンドに40本くらいいれたんではないでしょうか。。薔薇を使いたい放題。ある意味すごく贅沢でした。2人での共同作業で厳密にまったく左右対称になっていないのですが一応花材とチューリップの感じは左右対称・・・かな。私のは左側。
最近めったにこんな花はいけないのですが(シンプルになっていて。)玉にやると面白かったです。午前中にほぼいけてしまっていたので早すぎてドンドンチューリップが開き本番が始まるころにはもう形が全然ちがってしまっていた。。小さく見えるとおもいますけどかなり大きいです、実物は。Beforeはこんな感じ
ドリンクテーブルの花
基本的いけこみはスタッフの人たちが前日済ませてもってきていて仕上げだけ当日だったので
これも仕上げのセッティングだけ手伝いました。スプレーをしゅっしゅっとかけてもライト状態がドンドンかわってひやひやしました。
デビュタント!
実はあまり事情をわかっていないがこのデビュタントの方たち、当然のことながらALL日本人のお嬢さんたち20名ほど。リハをみていたけど男子もAll日本人。ってどうい方たちだったのかなあ。。。全員おそろいの白のドレスにティアラでした。社交界デビュー、日本で。とはどういうことなのだろうか。。。
会場のテーブル
会場はもちろんダンスパーティーができるぐらいのスペースだから広い!朝9時からオーケストラがウィーンワルツを演奏しているから本番もそれでしょう。そして皇室系の方の参列もあるらしくテーブルは1席5万円!だったそうだけどあっというまにSOLD OUT!だったとか。そ、そうなの?帰り際にゲストを何人かお見受けしたけど70歳近いご婦人が正当の深いグリーンのイブニングドレスにハイジュエリーをつけ堂々と着こなしていたのが圧巻だった。久々にみるここまでちゃんとしたいでたち。
バレエリーナ&バレエ少年少女も踊るらしい
踊ってる、歌ってる・・・
朝から本国から来たらしいプリマドンナと日本のバレエ少年少女もリハしていました。幕間にそういう催しもあるんですね。すごい歌声も響いていたからそういうのもあったよう..TV取材もはいっていたようです。
毛皮のロイヤルチエさんのオークションにでるというミンクのドレス+おはな
ミンクの紫のグラデーションのドレスと後ろはお花をやはり紫のグラデーションで揃えたコーディネート
入り口付近
待合室?
テーマはウィーンのガーデンとういことだった。紫のカーネーションを20本づつくらいブーケにして5~6個アレンジでいれていたのが今回一番印象的なデザインだった。
正面
となにやら本当にウェスティンもかなりゴージャスな内装タイプのホテルなのでクラシック&ゴージャスにデビュタントの舞踏会に相応しい空間にしあがっていました。色々わからないことだらけのままのご報告になってしまったけど、裏方だとこんなもんですね。多分参加していただいた方はお花によほど興味がない限りそこまで注意を払っていらっしゃらないと思います。しかし会場スタッフはものすごい細かいところまでお花の大きさを揃えたり色のグラデーションにこだわったりタイムリミットまでできうる限りの事をしていますね。やはり雰囲気は細部の仕上がりで決まりますから。。朝から戦争のような慌しさで華やかな舞台がつくられていったのでした。。