旧岩崎邸「I-House」と寺小屋イズム |
実は昨日まで日本橋高島屋で草月展に出展していて先週一週間それに終われてブログもやや書きそびれていたのだけれどもこれは書いておかなくちゃ、ということで先月末国際的ジャーナリストの木下玲子さんが書かれた「寺子屋グローバリゼーション」の英語訳「Learning For Life」の出版記念講演に伺いました。これは公文教育に関する取材とその日本発世界を席巻している教育プログラムに関する書。ちょっと文章多くなりそうですので最後にちょっとだけインテリア記事いれますので最後までよんでみてくださいね。
なんだかインテリジェンスな香り漂うメンバーシップ倶楽部
場所は旧岩崎邸跡地にたてられている国際文化会館、通称「I-House」。本はもちろん木下さんご本人もこのI-Houseもとっても文化の香り高い古きよき正統派の日本文化発信の担い手なのでご紹介を。。木下玲子さんは日本とワシントンとを半々づつ暮らすという国際的なジャーナリストで1990年から「日本にかけているパワー」をテーマに研究と取材活動を行っている方でさまざまな本の出版のほかに世界各国で活躍する現役女性ジャーナリスト1400名を抱える国際女性メディア財団のアジア・太平洋地域の代表理事などもおつとめになったりとご活躍。ご主人は朝日新聞主筆の船橋洋一さん。
いままで学歴とかそういったものにほとんど何かおもったことはないけれども船橋さんと玲子さんに以前ご紹介された時に若い友人の太陽の子りんちゃんが
「高校生のときに父に船橋さんの著書を渡されて’これを読んでおけ’と言われて読んだ本がすごく目から鱗でその船橋さんと食事をしてるなんて感激でした’といっているのを聞いて唖然とした。そ、そうなんだ。。学歴というより教養?その他その場にいた面子の経済談義にしばし無言だったし。。(りんちゃんは東大、スタンフォード、外資証券、国連だしね・・)今回も玲子様からは
アフター5の大学か大学院の講義に来るつもりできてくださいね~といわれてちょっと緊張でしが本は公文学習法について。実は公文は世界44の国で受け入れられている学習法で日本の子供より韓国の子供のほうが多いんですって!そしてアメリカでは大人も勉強している!私は実は必ずしも公文にもろ手を挙げて賛成ではない部分もあるのだけれども(経験上)ただ自学自習ができて英語の読み書き、そろばん(算数)がよりよい生活仕事の最低条件となるインドなどの第三諸国やアメリカでの英語が母国語ではない人達にとっての子供だけではなく大人の救世主的な役割を担っているというのを綿密なデーターとインタビューでの裏づけのあるお話にある種ショックを受けた。もしそういった基礎学力がなくて良い仕事につけなくて貧困を余儀なくされている人たちが自学自習と地域の先生(女性が大部分)のちょっとした手助けでそれが得れるのであれば確かに画期的な学習法として世界に広がったというのもよくわかる。おそるべし、公文。またその創始者の公文公のインタビューもとても興味深かった。一人のある種激しい思い込みの人間によって批判は受けつつもここまでのプログラムをわずか十数年の間に世界に広げた人なわけだから。この本の出版はアイハウスプレス、そして日本語版は岩波書店、そして講演会はI-Houseというわけで玲子さんいわく「I-HOUSEの素晴らしいところは 日本には多分あそこしかない グローバル・スタンダードにのった市民社会による クラブの良さです。」ということだから出版する出版社の選定から講演会の会場選びまですべてその美意識といってもいいくらい価値観に貫かれたお仕事だったのだとおもう。ご推薦していただいてクラブメンバーにこの間させていただいたけれどもセミナーなどもあり由緒正しいお庭や図書館などもありクラブ生活をお楽しみください、とのことなので機会があれがご報告します~。ちなみに今国際交流に興味がある若いメンバーを募集しているとのことです。国際文化会館HPはこちら
最近のインテリアお買い物
長かったですね、ちょっとインテリアで小休止しを。これはStyle Meet peopleで購入した炭の篭盛り8400円。炭が浄化作用があるのはよく知られていて最近インテリア的に置いている方も多いとおもうけれどもこのみかん(?)の炭や松ぼっくりが篭にはいっているのがなんとなく端正な面持ちで和にも洋の空間にもあうので購入。気のせいか今玄関においているけれど気のせいか周りの空気がすがすがしい。。。炭にするのに素材によって温度が違うので熟練の職人がひとつづつ手作りしているんですって。Style Meet Peopleもいろいろ面白いもの置いていますよね。誰がやっているのだろう、ちょっと調べておこう。
これはなんでもないけどシャクヤクとムラサキ芋の葉。草月展であまったものをいけたら意外とよかったので。。。シャクヤクは意外とつぼみがいい。若草色と濃い紅色が交じり合っていて。お芋の葉と合わせるとちょっと蓮の花みたいな感じでよかった。草月展の写真じゃない、ということで草月展での作品は押して知るべしでした。。。