事後報告 伊勢丹企画第一弾 ’大人のための雛人形があるベッドルーム’ |
相当遅ればせながら伊勢丹本館5F寝具売り場での2月6日から展開していた第5弾まであったコーディネートを振り返ってみます。というのも7月1日から皆様お待ちかねだった全館一斉SALEを受けてプロパー商品はほぼすべてバックヤードに引き下げコーディネートスペースもすべてSALE会場に一変している。その為私たちは久々にゆっくりさせていただいて2月からの怒涛の日々をゆっくり振り返れるというわけです。このブログではいきなり第4弾からのお知らせになってしまったのでとりあえず第1弾から第3弾までを順番にご報告していきます。写真のできばえがあまりよくないのですが。。第一弾は’大人のための雛人形のあるベッドルーム’がテーマで2月6日~2月19日までの2週間の展示。伊勢丹のテーマがクロスするモダン、つまり西洋と東洋をミックスさせるというテーマでありました。
なぜ雛人形かというともともとは岐阜のお雛様作家の作品があまりにすばらしくしっかり伝統を踏襲しながらモダンな色使いに上品なその雰囲気の作品を是非東京でご紹介したいというのがはじめにあってすべてのコーディネートがはじまった。ご覧いただいているようにほんとう大人の女性が自分のために購入していくというのもうなずけるまさに大人も愛でることができる素敵なお雛様でありました。残念ながらいろいろな卸の問題でお取り扱いを伊勢丹でしてもらうことができなかったため実際はこのお雛様をご紹介できなかったのだが・・本当に残念。
クロスするモダン 和 x 洋 好きなものを自由にミックス
このお雛様をベッドルームに飾るというところからはじまった。赤い毛氈の変わりにアレクサンドルチューボーの紫のテーブルランナーを使用、このテーブルランナーは金時色のサテンテープでできた市松模様がアクセントにはいっていてフランスのものでありながらちょっと和のテイストも感じられる商品。ベッドリネンはISISを使用。ISISの刺繍であるグリークキーコードはギリシャが発祥地とされているけれども通称(?)ラーメン模様ともいわれるよう中国などのアジアでも使用されるモチーフ。これもクロスするカルチャーにぴったりくる。スローは今回3ヶ月を通じて作ったスローの中で私は一番気に入っていたが鶯色色に同色のヘムを12cmでまわしたもので生地もジルサンダーなどのジャケットの生地につかわれたというものを特別に購入させてもらったもの。2枚しかつくれずおまけに7万円ぐらいになってしまったが2枚とも売れてしまった。縫製もとてもすばらしく値段以上の仕上がりだったと思う。李朝家具のアンティークを合わせる予定だったのだがこれもうまく卸してもらえず、中国のアンティークの棚と椅子などを恵比寿にあるマンダリンから納品してもらう。マンダリンはこちら→http://www.mandarin.st/
フランスの蝶も舞う
ベッドの後ろにかかっているのはシルクに蝶の刺繍が贅沢に施された生地でできたカーテンでくるみボタンが刺繍の糸の一色とおなじミント色でつけられ裾も20cmほどミント色のヘムをまわしているとてもおしゃれなフランスの生地。確かメーター5万円くらいしていた上物です。うっとりするくらいきれいでしたね。今回こういった上質な生地も毎回ご提案させていただきました。このほかに梅の柄だけれどもイギリスの生地というのがやはり椅子の背もたれにかかっている。合わせた小物もかなり上質なものばかり。
なんで村瀬さんの作品がこんなに無造作に・・・なんという贅沢、または無謀
いずれきちんと紹介させていただきたいけれども3代目村瀬治兵衛さんという伊勢丹で知り合い最近いろいろお世話になっている漆器作家の方の作品も展示販売させていただいた。お茶事の世界ではとても有名な方で初代は魯山人に見出されてすべての作品に魯山人のサインがはいっているというかただけにお値段もそれ相当なのですが、ほんとうに空間がひきしまるような作品。お雛様なのでそれに見立てたお食初膳は根来塗姫御膳47万円、持ち手の意匠がすばらしかった根来塗酒器が60万円ほどしていた。まさかこんなところに村瀬さんの作品があろうとはと知っているお客様には大変驚かれてしまった。
大好き、ミヤケマイさんの作品
あともう一方ミヤケマイさんというとても人気のある現代作家で村瀬さんのご紹介いただいて以来私もすっかりファンになってしまった方がいるのだけれども彼女の作品も通常高額なのだが彼女のつくっている手ぬぐいがあってそれを額縁にいれて2種類展示した。ユーモラスな大黒様の’春よコイ’と獅子舞の’めでたい’。ミヤケさんも是非またご紹介したいがエルメスやシャネルなどともコラボされているけれども、そんなことを知らないお客様の足も留めてしまうなにかがある。大きめのお皿は赤の模様が和の印象もあるけれどもこれはジアンの商品。同じメーカーだとかブランドとかにこだわらず大人の女性がこんなお雛様があるベッドルームがあったら幸せに感じるよね、とおもうものをテーマにそって集めた第一弾のこのベッドルームは5回のなかでも私はかなり好きでした。そうでした、今回つかった2枚のラグもとてもよかった。私も今度自分用に購入を考えているがMUNI(無二)というこだわりのブランドの商品。HPはこちら→http://www.muni.co.jp/初回だからほんとうに細かい見所満載の第一弾でした。。