アメリカのボーディングスクール受験 |
こんにちは、青井です。今年はいきなり涼しくなったとおもったらもう寒いぐらいになってきましたね。今日も東京はとってもいいお天気です。しかしこの日中関係9月のあの大きなデモ直後に北京に行ったときは現地の様子が有る意味落ち着いてきていたのでデモも沈静化していい方向にいくかと楽観的な気持ちで帰国しましたが、自民党総裁が安倍さんになるなど日本ちょっと右傾化してる様子や、実際に中国でビジネスをしている人に話しを聞くにつれて「今回は本当に日中関係はまずい」という結論に私の中ではいたりました。
日中関係もパラダイムシフト
中国の灘高といわれるボーディングスクールを卒業し北京大学から今中国の企業のトップを勤める日本人の方がいて、つい半年前までは息子の進路に関しても「絶対今後のことを考えたら極端にピラミッド型の中国社会では70~80%が北京大学、精華大学に行く学校で人脈をつくっておくのがいい、アメリカだ大学からで十分」とアドヴァイスされていて、そんな考え方もあるよね・・とおもっていたのですが、「その選択はもうありえない、早く中国を出したほうがいい」と言われました。おまけに「あの9月のデモの最中多くの日本人が子供を日本に帰したのにそれを帰さなかったのは本当に偉い、本当に中国(人)を信用しているっていうのが相手にも伝わったとおもう」と言われ「ええ???やっぱりそんなに危なかったの?」と改めてびっくり。そういう意味では本当に個人レベルでは中国の心の友やのフォストファミリーの一家を200%信用しているのでそこまで考えもしなかったともいえるのですが。。
「中国は鄧小平氏と田中角栄氏の会談以来今まで日本に対する外交は和をもってすると本当にそうしていたのに、今回は日本に突然殴られて殴り返していないという感じになっている。そして外交政策も完全にパラダイムシフトして和と強行を使い分けるという方針に変わった。日本人に対する気持ちも変わった」というご意見でした。
ええ??そ、そんな・・・ 今年のサマースクールをアメリカのボーディングスクールで体験して来年秋からはアメリカのボーディングスクールに行きたい、と初めて子供が自分の意思表示をしたので、アメリカの高校の受験をするつもりだったのですが、しかし来年の9月まで情勢がまってられるの??と突然方向転換を迫られることに。日本でも選挙があるとなるともう来年1月には中国はでてないとなんだか心配なことに。アメリカの学校はISAKのために5~6校視察していますが今回受験する学校の中にはまだ見に行っていないところもありバタバタしています。
いつからアメリカ?
今回やり始めてわかったのですがアメリカのボーディングスクールのアプリケーションをそろえるのって本当に大変なんです。特にアメリカのトップボーディングスクールは世界中から優秀な子供たちがやってくるわけで、TOEFLとSSATの試験を受ける必要があり、ほぼ満点を取る必要があります。内申書も当然All Aでそろえてくる子が多数。TOEFLは外国人のための英語のテストなのでインターにいっている子ならほぼ問題なく取れるのですが問題はSSATです。SSATは数学と英語のテストで数学はアジア人にとっては簡単ですが英語、特に単語の部分は大変みたい。大学受験のためにはSAT、大学院はGMATとどんどんエスカレートして難しくなっていくわけですがSSATの模試の問題20問中私がわかったのって数問でした。。ええ??子供のほうがさすがにもっとわかるもののこれは本当に難しいようで、暗記するしかない模様。その他に子供のエッセイとあろうことか親のエッセイまである。。それも各学校テーマがちがうから受験する学校の数だけ書かなくてはいけないんですよね。子供はエッセイ得意みたいだからいいですけど、私・・・ネイティブチェックを受けたらものすごい赤を入れられてしまいました。。ががん。
親の面接に親のエッセイ
アプリケーションだすだけでも20枚とかあって大変なのですがさらに、学校の先生の推薦状、学校以外の活動に関する推薦状、そして本人と親の面接はともかく親のエッセイですよね、私的な問題は。。受ける学校によってテーマがちがうので学校の数だけ書かなくてはいけないんですよね。。こんな子供の入試でまた自分の学力(教養?)が問われるとは。。大学のときのエッセイよりある意味緊張します。
しかしISAKのためにここ数年間議論を重ねてきた学校にMission、Visionがすごく役にたっています。というのも結局自分の子供に求める教育とISAKでの教育は同じで数年間いろいろな先生や理事の人達と延々とディスカッションし、詰めてきた内容をさらに英語で凝縮した言葉になっているので、そのあたりを膨らませながら書いていますが・・・しかし大変なことには変わりなし。。
来月からインタビューが始まりますけれど、これがまた北京でやるのか東京でやるのかアメリカでやるのかでスケジュール調整が大変。。。アメリカの学校はだいたい北京にも東京にも面接官を派遣したりその国にいる卒業生がインタビュアーになったりしていますがほぼ日にちは学校指定で決まっているので、来月私はもしかしたら毎週北京にいかなくてはいけないんだろうか・・・と戦々恐々としています。
とりあえず自分のパートだけはさっさと文句をつけらないように終わらせよう。。。。後は本人次第なので。