咲くや言の葉 草月いけばな展 |
こんにちは、青井です。最近なんだか夕方とてつもなく眠くなってしまってお昼寝してしまうことがあるのですが今日はうかつにも夕方から1時間寝てしまったら深夜に目が冴えてしまってます。さて今日まで新宿高島屋でおこなわれていた今年の前期草月展に行ってきました。先生からご招待状を毎年いただいていまして。お稽古もサボりがちな不肖の弟子。今回のテーマは「咲くや言の葉」ということで11の詩や小説や歌詞の一節をテーマに活け手が花をいけるといもの。。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・」
いわずとしれたサン=テグジュペリの「星の王子様」の一節ですね。星の王子様、小さいときによんだときは良さがわからなかったけれど大人になって改めて読み直してとても好きになり翻訳もいろいろな方のをもっています。やはり星の王子様といえばあのわがままなバラですよね。うそつきで気位が高くて、でもとっても愛らしかったあのバラ。水と棘をいけた作品ですね。主題にとてもあっている作品だとおもいました。
「希望には羽根が生えていて魂にとまる」
これはアメリカの詩人エミリー・ディキンソンの詩の一節ですね。私はエミリーディケンソンも好きなんですね。アメリカの偉大な詩人といえばまずホイットマンですが、私はエミリーディケンソンの孤独な硬質な詩のほうが好きです。この詩とぴったりあった作品が私にはみつからなかったのでなんとなくのこのコーナーの全体像を。
「希望は底の深い海のうえでなければ決して翼をひろげない」
エマーソンの言葉ということですがどういう人なのかよく知らないのでこの言葉のシチュエーションがわかりませんけれど花の活け手の解釈は素敵ですね。写真がうまくとれていませんが中は紫のアガパンサスの花です。
金属板を切り出したロータス
これは同日芸大を卒業したばかりの知り合いのお嬢さんの作品展にうかがった時のものです。糸鋸も自分でつくってフラットな金属を切り出して加工した作品。こちらはロータスですが金属の質感とフラット感が水面とその上に咲く蓮の花とあめんぼがより立体的に強調させていて素敵でした。
おまけ
こちらは芦屋からわずか10分ほど有馬温泉方面にドライブしたところにある「芦屋川 むら玄」というお蕎麦屋さん。たった10分ぐらいでこんな山の中にはいっていってしまい美味しいおそばやさんがあるんですね。びっくり。
水茄子のおいしかったこと!
外の席は後ろが山で下には芦屋川がながれています。気持ちがいい季節ですね。。
本当は5月の詩でしょうけれど言の葉ついでに・・大人になってからのほうが味わいふかいです。
Nature's first green is gold,
Her hardest hue to hold.
Her early leaf's a flower,
But only so an hour.
Then leaf subsides to leaf,
So Eden sank to grief.
So dawn goes down to day,
Nothing gold can stay・・・
Robert Frost