東京のインターナショナルスクール事情 |
本当に私は年に何回もこの「インターナショナルスクールについてききたい」っていう知り合い、知り合いの知り合い、知り合いの知り合いの奥さんという方からご連絡をいただきランチをしたりご相談をうけたるする。というのも我が家の子供達が2人ともインターナショナルスクールに3歳から通い今それぞれ4年生(G4)と6年生(G6)に通っているから。皆さん意外とご興味があるようなので本当にあくまでも私の個人的私見なのだけれども、だからこそ生のインター事情をちょっとたまに書いてみようかな。。とおもいまして。
インターナショナルスクールって何?
そもそもインターナショナルスクールって何?という方もいらっしゃると思いますが元々本来のインターナショナルスクールというのは日本に滞在している外国人を親に持つ子供達のための学校です。ざっくりは。よくアメリカンスクールとインターナショナルスクールを混ぜこぜにした質問を受けることがあるけれどアメリカンスクールというのは字のとおり日本にあってアメリカの教育方針にのっとって基本的にはアメリカ人の親を持つ子供達のための学校です。そういう意味ではブリティッシュスクールというのは英国のだしフランスのリセもあるし中国の学校もありますよね。インターナショナルスクールっていうのはそういうある特定の国ではなく色々な国籍の子供達のために教育をする学校で子供達の国籍は正に色々なわけです。もちろんアメリカンスクールにもアメリカ国籍以外の子供達もはいっているし、インターナショナルスクールにもイギリス人もアメリカ人もいます。つまりどの学校の教育方針に親が賛同するかによって学校を選ぶというわけです。基本的にインターナショナルスクールもアメリカンスクールもブリティッシュスクールも授業は英語です。でもその意味は違うんですよね。アメリカやイギリスにとっての母国語が英語だから英語の授業というのとインターナショナルな共通言語としての英語という意味ではちょっと違うでしょうね?各スクールの特徴はいろいろなのでまたの機会に譲りますがざっくりはそういう感じです。
じゃあ日本人にとってのインターナショナルスクールって?
そういう日本にいる外国人の子供達のための学校であるインターナショナルスクールが最近日本人も結構いっている。そのわけは?インターナショナルスクールっていっても学校によってその方針は千差万別。日本にある私立だって学校が変わればまったく教育方針が変わるのと同じ理屈。日本人を一定割り合い受け入れているインターもあれば(だって国籍の多様性という意味では日本もインターナショナルの一部だしね。)基本的にはまったく受け入れません(だってインターナショナルスクールのもともとの意味は日本にいる外国人の子供達のための学校なんだから!)っていうところもあればインターナショナルスクールなんだけれどなぜか全員日本人!(だって日本人でも最近インターに入れたい親がたくさんいるからその受け皿は必要なんだからALL日本人だっていいでしょ?)という学校までいろいろです。
なぜ日本人の間で急にインターブームになったのか?
これはまあ諸説いろいろあるでしょうけれどほんと私のざっくりとした私見。もしかしたらすごくバイアスかかっているかもしれないのですけど言ってしまうと。私立にいくかインターにいくかの一つの選択肢になってる気がする。後で説明するけれどそれは本当は大きな間違いなんですけどね。。。ほぼALL日本人というインターも出てきているわけだから日本人がインターに入れる割合が多くなったのも一つの大きな要因(にわとりが先かたまごがさきかという話もあるけれど)まあ英語に対する信仰は今もありますね。これからの時代英語ぐらいしゃべれないと。私達の世代でもそうなんだからその子供達はもう当然できないと。どうせ習うなら小さいときがいい、発音はきれいだし何より苦労しないでバイリンガルになれるなら!だから大体私立の受験をするかインターにいれるべきかっていう相談を私はすっごく受けることが多い。なのでこう考える親の場合幼稚園だけインターにいれておいてその間受験の塾に通わせて小学校は私立を受験してあとは英語はブラッシュアップで夏休みに海外にホームステイさせるとかね、そういうことをするっていうのもよくみかける。でもこの英語に主眼をおいてのインター選びっていうのはとっても危険である意味本質的ではないとおもう。誤解を恐れずにいえば。
インターナショナルスクールという学校を選ぶということは?
バイリンガル教育の是非とか何歳から英語をはじめたらいいか?とかそういうことよりももっと前に考えなくちゃいけないことがある。一つは母国語としての日本語をどうするかというのはもちろん大きな問題である。これはとっても大きなトピックでインターに子供を通わせる日本人の親はおおかれすくなかれこれには頭を痛めてる。私も含めて。なんだけれどもあえて言えばこの問題よりももっと前に来る問題がある、思いっきり私見だけれども。言語は思考中枢をつかさどっているわけだから母国語というのはとても大事なんだけれども、同時に言語は手段であるというのもまた事実。どういう教育が行われるかが学校という意味ではもっとも重要なんだとおもう。つまり日本の学校を選ぶときにその内容で選ぶとおもうが同様に乱暴にいってしまうと英語というツールをつかってインターでは「どういう教育がされているのか」っていうのがもっと重要だと思う。それと多様性ですね。
ああ・・・これを書き出すと私は本1冊ぐらい書いてしまうんじゃないかと思うのですがとりあえずインターがどういう教育をしているか、それがどう日本の学校と違うのかというのを幼稚園からさかのぼって紐解いてみましう。次回。トップ写真はもうずいぶん前に行われて新宿御苑でのドイツ人のお友達のお誕生日パーティの模様。本当にドイツ人って恐ろしい体力:気力。とっても仲良しのママだったのですが前日までドイツに出張いっていて帰ってきたその日に25人分のランチを用意してパパと一緒に子供達全員分のスタンプカードをつくりコーヒービーンズの袋にはいっての徒競走だの、写真のカッパを着たパパに水風船を子供が投げるだのというゲームを半日やっていた。そして整列させるには笛。ぴぴぴ!って整列させていた子供達を。私がわらって「さすがドイツじんだよね!」といったら「ドイツ式だよ、当然!」と笑っていた。
お休みがやたら多い!
そしてインターはいっておきますがやったらお休みが多い。日本の休日は無視しているので休日には学校があったりするけれどわけがわからないときに休みになったりしてる。先生の研究の日とかなんとかいろいろ。夏休みなんて6月頭から8月いっぱいだし。だれかがいっていた、数えたら1年の半分180日ちょっとしか学校の日がないって。。。そしてこれはミッドタウンの裏庭に1月から2月末まであったアイススケートリンク。彫るクスワーゲンがスポンサーで都会の真ん中に結構大きいスケートリンクがあってにぎわっていた。
隣接しているミッドタウンガレリアに写り込んでるリンク。なんかNYのマディソンスクエアーガーデンみたい?いったことがないのでわからないのですが。。(笑)氷の質はとってもよかったらしいですよ、人でも結構多くて採算ベースにのっていたとか。
閑話休題、2月18、19日はほとんど全てのインターがお休みの日。通称スキーホリデーとかいわれていてスキーに行く人たちも多いけどそんなの私はとてもじゃないけど仕事もあるし行ってられないし。スケートでもつれていってみるともうそこはインターの子供達だらけ。日本の子供達はお勉強だし平日の夕方もあまりいないらしいけどインターの子供達、塾にいったりもあんまりないから平日の夕方も結構いるらしい。もちろんこの日は知り合いだらけ。。。頭が痛い、このランダムでたくさんあるお休み。。。。
それでは次回はインターで行われている教育の日本との違いについて。。。いつかな?